道州制基本法案:国会提出「参院選後」を自民検討
毎日新聞 2013年06月23日 00時24分
自民党は22日、道州制推進基本法案の国会提出を参院選後に先送りする検討に入った。道州制導入による衰退を懸念する町村長らの反発が強く、参院選で地方首長の支援に期待する議員からも慎重論が続出。会期末の26日までに、党内手続きを終える見通しが立っていないためだ。
道州制は、都道府県を廃止し、全国を10程度の道や州に再編する構想。法案は、導入に向け、有識者でつくる国民会議(首相諮問機関)が3年以内に区域割りなど具体的な制度内容を答申することが柱だ。
原案は野党時代の昨年にまとめていたが、全国町村会などが「州都が置かれる都市に一極集中し、周辺部がさびれる」と猛反対。(共同)