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2013年7月18日(木) 東奥日報 ニュース



■ “干ばつ”乗り越えスイカ収穫期

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朝日を浴びながらスイカを収穫する横山さん=18日午前8時20分、つがる市木造館岡
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 スイカ・メロンの栽培が盛んなつがる市木造の屏風山地帯で、スイカが収穫期を迎えた。今年は5、6月にほとんど雨が降らず、“干ばつ状態”に見舞われたが、生産者は水やりを繰り返すことで例年並みの高い品質を確保した。収穫は8月上旬から最盛期を迎える。

 同市木造館岡の横山治彦さん(53)は18日早朝、同地区にある50アールのスイカ畑で今季初の収穫作業を始めた。畑にはスイカを覆う長さ約50メートルのビニールのトンネルが北から南へ40本連なる。

 スイカは近年、小家族化の影響で店頭でのカット売りが主流。カット販売用には、高品質の物を最適期に収穫できるトンネル栽培が向くが、交配はすべて手作業になるなど手間が掛かる。今年は“干ばつ”対策で水やり作業も例年の3倍以上に増え、農家の負担は大きかった。

 横山さんは“屏風山”の商標登録を持つ屏風山蔬菜(そさい)生産組合の副組合長でもある。「10日後には露地物の収穫も始まる。組合員が丹精を込めて育てたスイカが高値で販売されるように願っている」と話していた。

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