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2013年7月18日(木) 東奥日報 ニュース



■ 廃棄物施設総点検に住民立ち会い

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総点検に立ち会い、5月に汚染水が漏えいした箇所のポンプ部品などを確認する協議会の4委員(緑のヘルメット)=18日午前
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 むつ市奥内の一般廃棄物処理施設「アックス・グリーン」で発生した汚染水漏えい事故を受け、地元の9町内会長で組織する「奥内地域廃棄物処理施設環境対策協議会」(井田昌則会長)が18日午前、施設の総点検に立ち会った。事故防止対策の一環で、同協議会の立ち会いは初めて。

 施設は公設民営方式で、下北地域広域行政事務組合が設置・管理し、アックス・グリーン・サービス社が運営。事故の再発防止と施設の経年劣化によるトラブルを防ぐため、同社とメーカーなどが1日から臨時の総点検を実施。10月末まで行い、報告をまとめる。

 18日は井田会長ら5人が立ち会い、5月に汚染水漏えいがあった水処理施設のポンプ部品の分解し、点検する作業を確認した。

 立ち会い終了後、井田会長は「部品が適切に交換されていることが分かり、安心した。きょうのようにきちんと点検されていれば今後事故は起きないのではないか」と話し、今後も継続的に点検に立ち会うことを要請した。

 このほか、同施設では制御盤システムのケーブルが切断される器物損壊事件や廃棄物集積ピットでの火災などが相次ぎ発生していることから、組合は立ち会い点検終了後、協議会に対応策を説明。施設内の監視カメラに録画機能を備え、台数も増やすなど監視体制や施錠を強化するとした。

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