県内ニュースコイの甘煮そば好評 長井で試食会、近く発売
2013年07月18日 11:49
左が甘煮を添えた盛りそば。右はコイの甘煮が載ったかけそば
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コイの甘煮は置賜地方の名物料理。そばとニシンが合うように、そばとコイの組み合わせも可能ではないかと、舟越の佐久間信人店長が高橋社長に持ち掛け、昨年暮れから甘煮を用いた商品開発に共同で取り組んだ。輪状を保ちつつ骨まで食べられる切り身にするよう心掛け、通常は1時間余りで済む加工を、圧力釜を使い3時間ほどかけて軟らかくした。サイズにも工夫し、今回は2~3年育った1キロ前後の小さなコイを使った。脇に添えて出す盛りそば用は甘じょっぱくし、載せて出すかけそば用は甘さを通常の半分に抑えるなど「味付けにも苦労した」(高橋社長)という。 舟越で開かれた試食会には県置賜総合支庁、長井商工会議所、長井麺類飲食組合の関係者が参加。盛りそばは「味が絶品。関東地方でも受ける」「コイの軟らかさが絶妙」「カルシウムが豊富で子どもにも人気が出そう」と高評価。かけそばも同様で「そばと別々に出す方式でも面白い」などの感想が出た。ご飯に載せるミニ丼も作ってほしいといった声も寄せられた。 近く発売予定で、佐久間店長は「麺類飲食組合を挙げた提供も考えている。馬肉に続く長井の名物になるよう頑張りたい」と話している。
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