コスモ石油は東日本大震災に伴う大規模火災で焼失した千葉製油所(千葉県市原市)の液化石油ガス(LPG)のタンク13基を再建し、18日、報道陣に公開した。タンクは6月から稼働している。
同社によると、火災は揺れによる支柱の破断でタンクが倒壊し、接続していた配管から漏れたLPGに引火し発生した。このため再建されたタンクは支柱を補強。配管の伸縮性も高め、衝撃を吸収しやすくして耐震性を高めた。
タンクは球形で直径は約15〜22メートル、下部の支柱を含め高さは19〜26メートルとなる。13基の総貯蔵量は約1万5千トンで、一般家庭1万世帯の3年半分の使用量に相当。