前日のリベンジを果たした加藤(撮影・鳥越瑞絵)【拡大】
(セ・リーグ、阪神9-6巨人、14回戦、阪神7勝6敗1分、17日、甲子園)冷やされた肝を温めたのは前半戦を助けたリリーバーだった。和田監督も虎党も信じた。前夜の悪夢なんて関係ない。加藤&安藤が魂の投球だ。
「昨日のことがあったので、やり返すつもりでした」
加藤がリベンジ魂を秘めていたことを語った。2番手・メッセンジャーが乱調で1点差に詰め寄られた七回二死走者なしで出番。打席は高橋由。初球、外角に直球が外れてからはスライダー3連投。外角低めで空を切らせ、反撃の芽を摘んだ。
八回からは4連投となった安藤。当初、登板予定はなかったが、緊急事態に登板を志願。二死一、二塁のピンチを招いたが、坂本を中飛に仕留めた。
「投げさせてもらえてよかった。ありがたい。(前半戦は)いいところで出させてもらえた。後半戦もうまく入っていけるかな」