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【プロ野球】猛虎猛攻 ねじ伏せた2013年7月18日 紙面から
プロ野球は17日、オールスター戦を前に最後の6試合が行われ、セ・リーグは巨人、パ・リーグは楽天が首位で前半戦を折り返した。マツダオールスターゲーム2013は第1戦が19日に札幌ドーム、第2戦は20日に神宮、第3戦は22日に福島県いわき市のいわきグリーンスタジアムで開催される。後半戦はセ、パともに24日からスタートする。 ◇阪神9−6巨人阪神が効果的に得点した。6回まで新井貴の先制打などで6点をリード。7−6とされた直後の7回は俊介の適時打、8回には浅井の3年ぶりのソロで突き放した。榎田が6イニング1失点で4勝目。巨人は打線が粘ったが、3連勝ならず。 ◇ ファンも本人も大興奮だ。阪神が1点差に追い上げられて迎えた7回、2死満塁で打席に入った俊介は笠原に4球真っすぐで押し込まれた直後、かわしにきた126キロのスライダーをとらえ中前にはじき返した。チームの勝利を確信させる殊勲の一打で、ヒーローとなり今年初めてのお立ち台に上った。 「また上れるとは思っていなかったので、本当にうれしい。あそこで使ってもらったので必死で打った」と満面に笑みを浮かべた。新人時代の2010年に124試合に出場しながら、年々出場機会が減っている。 背番号が7から68になった今季は59試合。主に守備固めと代走で、打席は巨人3連戦まで42で安打は10本にとどまっていた。それが、大和がバントの際、右手中指を痛めた16日に代わって出ると4打数2安打。この日のスタメンにつなげ、3安打2打点の活躍だった。 「僕は少ない機会で結果を出そうと思っているから、そういう気持ちがいい形になったと思う」。1軍に残れるかどうか。俊介の立場もそうだが、この日の試合もチームが生き残れるかどうかの瀬戸際まで追い込まれた。 6回までに6点差をつける楽勝の展開。それがメッセンジャーがマウンドに立った7回に連日の猛反撃を受けた。5点を奪われ、勢いは巨人に。負ければ、甲子園では1999年以来となる巨人戦3連敗を喫するところだった。ゲーム差も4・5に開くところで何とか踏みとどまった。 球宴直前で首位の広島との3連戦で連敗。しかし最後の試合で勝ち、ゲーム差を3として折り返し、日本一に結び付けたのが1985年。当時を思い出したという和田監督も「冷や汗かいたな。4・5と2・5では後半戦に入るのに精神的にも違う。いろんな意味で大きい勝ちだった」と安堵(あんど)していた。 28年前の再現はあるのか。この白星が、猛虎の夢をつなぐ1勝となったことは確かだ。 (中山隆志) PR情報
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