TPP「聖域設けず交渉を」7月17日 13時18分
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉会合で、日本は一部の農産物などを関税撤廃の例外にしたいとしていることについて、日本貿易会の槍田会長は記者会見で「聖域を設けていては交渉は前に進まない」と述べ、主張を反映させるためにも、日本は聖域を設けず柔軟な姿勢で交渉に臨むべきだという考えを強調しました。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定は、マレーシアで18回目の交渉会合が行われていて、日本は23日から参加する見通しとなっています。
これについて日本貿易会の槍田会長は17日の記者会見で、「TPPはその他の経済連携に影響する大変重要な国際交渉だ。政府には日本の主張を述べるだけでなく参加国が国境を越えて、相互にメリットを享受出来る枠組み作りを進めて欲しい」と述べました。
そのうえで、日本が、コメや麦など一部の農産物を関税撤廃の例外としたいとしていることについて、「日本の方針を示すという点では、意味があるのかもしれないが、実際に交渉に入った時に、聖域を設けていては交渉は前に進まない。かたくなに前提条件を掲げるのは得策ではない」と述べ、主張を反映させるためにも日本は聖域を設けず、柔軟な姿勢で交渉に臨むべきだという考えを強調しました。
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