広島死体遺棄:逮捕の少女LINEに書き込み「殺害した」

毎日新聞 2013年07月16日 20時14分(最終更新 07月17日 01時52分)

遺体が遺棄されていた灰ケ峰の現場(○印)=広島県呉市で2013年7月14日、本社ヘリから大西岳彦撮影
遺体が遺棄されていた灰ケ峰の現場(○印)=広島県呉市で2013年7月14日、本社ヘリから大西岳彦撮影

 ◇逮捕の少女の母「被害者の方に心からおわび」

 若い女性の遺体を広島県呉市の灰ケ峰(はいがみね)(標高737メートル)の山中に遺棄したとされる事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職少女(16)が自首する前に、スマートフォン(多機能携帯電話)などの無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、知人に向けて「殺害した」とのメッセージを書き込んでいたことが16日、少女の関係者らへの取材で分かった。自首前後に感謝や後悔、謝罪の言葉なども書いており、覚悟を決めて自首したことをうかがわせている。

 少女は12日午後1時10分ごろ、母親に付き添われて県警広島東署に自首した。「友達を殺して灰ケ峰に捨てた」と話し、供述通りに遺体が見つかったため、14日未明に逮捕された。被害者は少女と同じ広島市内の高等専修学校に通っていた元同級生で、現在も籍を置く女子生徒(16)とみられている。

 少女や捜査の関係者によると、少女は自首前、ある知人にラインで女子生徒を「殺害した」ことや自首することを伝えたという。また、複数の友人に同じくラインで「支えてくれてありがとう」という感謝や後悔の言葉、けじめをつける思いを伝えた。更に自首してから逮捕されるまでの間には「裏切ってごめんね」などと、謝罪の言葉をつづっていたという。

 一方、県警捜査本部は16日、見つかった遺体は死後2〜4週間、経過していたと発表した。現場には事件に関係しているとみられる靴など18点の遺留品があったとし、遺体の身元確認はDNA型鑑定などで最大10日ほどかかるとしている。

 また、少女の母親は16日、県警を通じて「今回、私の子供が起こした事件で、母親として被害者の方に心からおわびします」とのコメントを出した。【黄在龍、石川裕士、吉村周平】

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