米住宅着工件数:6月は前月比9.9%減少、約1年ぶり低水準
7月17日(ブルームバーグ):6月の米住宅着工件数 は予想外に前月から減少し、約1年ぶりの低水準となった。
米商務省の発表によると、6月の住宅着工件数(季節調整済み、年率換算、以下同じ)は前月比9.9%減の83万6000戸と、2012年8月以来で最低だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は96万戸だった。前月は92万8000戸と、速報値の91万4000戸から修正された。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、ガイ・リーバス氏は、「建設の回復に伴い、いくらかの変動はある」と述べ、「今回の統計だけで差し迫った懸念があるとは考えない。住宅市場は経済成長をけん引するだろう」と続けた。
住宅の着工許可件数は7.5%減の91万1000戸。市場予想は100万戸への増加だった。
一戸建て住宅の着工件数は0.8%減少し59万1000戸と、昨年11月以来の低水準。前月は59万6000戸だった。集合住宅の着工は26.2%減の24万5000戸だった。
地域別では、全米4地域すべてで着工件数が減少した。特に北東部、南部はいずれも12%落ち込んだ。
原題:Housing Starts in U.S. Unexpectedly Fall to Lowest in aYear (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/07/17 23:14 JSTニュース一覧
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