英失業者数、6月は3年ぶりの大幅減少-回復の勢い増す
7月17日(ブルームバーグ):英国では6月に失業者 数が3年ぶりの大幅な減少となった。景気回復が勢いを増していることが示された。
英政府統計局(ONS)が17日発表した失業保険申請ベースの6月の失業者数は、前月比2万1200人減の148万人。減少幅は2010年6月以来で最大だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト23人の調査では中央値で8000人減が予想されていた。
同時に発表された国際労働機関(ILO)基準の3-5月失業者数は5万7000人減の251万人。失業率 は7.8%だった。
インベスティック・セキュリティーズ(ロンドン)のエコノミスト、フィリップ・ショー氏は「そこそこ良い出来事が重なった。労働市場の数字はポジティブで、上期の経済で良好だった部分を反映している」と述べる一方で、「所得の伸びがインフレ率を下回っている状態で、回復には依然として疑問符が付く」と付け加えた。
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Svenja O’Donnell sodonnell@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2013/07/17 18:57 JSTニュース一覧
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