ここから本文です
最終更新:2013年7月14日(日) 18時30分

スノーデン氏、人権団体との面会時の音声公開

 アメリカ政府による個人情報収集を暴露した元CIA職員のスノーデン氏が、12日にモスクワの空港で人権団体の代表らと面会した際の音声が公開されました。

 「正義のためだと盗聴活動を公表することを決めましたが、その代償は大きいものでした。でも、正しいことをしたし、悔いはありません」(声 スノーデン氏)

 人権団体との面会で、スノーデン氏はこのように述べた上で、ロシアへの亡命を希望していると表明しました。その理由については、「中南米に移動するためにはロシアに安全に滞在する必要があり、そのための合法的な方法がロシアへの亡命申請だ」と述べました。また、3週間にわたる空港での生活については、『不満はない』と話しました。

 「安全だし、快適で、空港も悪くありません。もっと危険な場所にずっといましたからね 」(声 スノーデン氏)

 この面会について、アメリカ国務省は「ロシア政府の手助けがあった」として、強い不快感を示しました。アメリカのオバマ大統領は、同じく12日に行ったロシアのプーチン大統領との電話会談の中で、スノーデン氏の引き渡しを改めて要請したとみられます。(14日16:29)

2013年7月14日(日)のニュース一覧