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「テコンV」巨大造形物の竹島行きならず…韓国人作家が断念

サーチナ 7月16日(火)13時8分配信

 竹島(韓国名・独島)に韓国の人気アニメ「テコンV」の巨大造形物を設置するプロジェクトを企画した韓国の彫刻家キム・テッキ氏が15日、プロジェクトを断念することを明らかにした。韓国の世論から強い反発を受けたことが原因という。複数の韓国メディアが報じた。

 キム氏は、8月15日の光復節(日本の植民地支配から解放された日)を祝い、トロンボーンを吹く全長13メートルの鉄線の「テコンV」像を制作。竹島に設置するプロジェクトを進めていた。

 「テコンV」は1976年に韓国で制作されたロボットアニメーションだが、以前から日本の「マジンガーZ」をまねて作られたとの指摘がある。韓国紙・朝鮮日報がプロジェクトの内容や目的について報じると、インターネットを中心に「日本に笑われる」、「葛藤をあおるだけ」などの反対意見が相次ぎ、募金運動も中止に追い込まれた。

 キム氏によると、設置に反対する世論の高まりにより、造形物の設置を許可していた慶尚北道の鬱陵郡や後援企業が難色を示し、断念せざるを得なくなったという。キム氏は韓国メディアのインタビューに、「良い趣旨を持って始めたイベントが消えてしまい残念だ」と話した。(編集担当:新川悠)

最終更新:7月16日(火)17時24分

サーチナ

 
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