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[16日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックス
トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた1株当たり利益の市場予想平均は2.82ドル。好決算の発表を受け、ゴールドマン株は午前の取引で一時1.3%上昇したものの、その後は下落に転じている。
純収入は30%増の86億1000万ドル。このうち顧客を代行して行う債券、通貨、商品のトレーディング部門の収入は12%増の24億6000万ドルとなった。
自己勘定で行う投融資部門の収入は14億2000万ドルと、前年同期の2億0300万ドルから急増。債券、および融資事業による収入が約3倍となったことで押し上げられた。
投資銀行部門の収入は29%増の15億5000万ドル。引き受け業務による収入が45%と大きく伸びたことが貢献した。
第2・四半期の株主資本利益率(ROE)は10.5%となり、アナリスト予想の8%を上回った。アナリストは、10%が資本コストがプラスかマイナスになる分岐点になるとしている。
ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は声明で、「米経済状況が改善するなか、顧客による取引が活性化した」とし、「事業環境は明白な改善の兆候を示している」との見方を示した。
これまでに第2・四半期決算を発表したJPモルガン・チェース(JPM)