米鉱工業生産指数:前月比0.3%上昇、予想と一致-稼働率77.8%
7月16日(ブルームバーグ):6月の米鉱工業生産指数は前月比で上昇した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が16日発表した6月の鉱工業生産指数(製造業、鉱業、公益事業の生産を対象、季節調整値)は前月比0.3%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。5月は前月比ほぼ変わらずだった。
鉱工業生産全体の75%を占める製造業 の生産指数は0.3%伸びた。市場予想は0.2%上昇だった。前月は0.2%上昇。
リージョンズ・ファイナンシャル(アラバマ州バーミングハム)のチーフエコノミスト、リチャード・ムーディー氏は「製造業はやや停滞している」と指摘。「活動は年後半には上向くと見込んでいる。好調な伸びとなることはないだろうが、少なくとも過去2、3カ月よりは良くなるだろう」と述べた。
コンピューターや電気機器を含む機械の生産は1.5%上昇。前月は0.7%低下していた。
自動車・同部品の生産指数は1.3%上昇。前月は0.5%上昇。自動車・同部品を除いた製造業生産指数は2カ月連続で0.2%上昇にとどまった。
一方、公益事業の生産は0.1%低下した。前月は2.8%落ち込んでいた。油田掘削を含む鉱業の生産は0.8%上昇。前月は0.4%上昇。
鉱工業設備稼働率 は77.8%と、前月の77.7%から上昇した。
原題:Industrial Production in U.S. Rises by Most in Four Months(2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Victoria Stilwell vstilwell1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/07/17 00:09 JST