対米証券投資:5月は中長期の売り越しが272億ドルに拡大
7月16日(ブルームバーグ):5月の対米中長期証券投資は前月から売り越しが拡大。海外の民間投資家による米国債の売り越しは過去最大となった。
米財務省が発表した5月の対米証券投資統計によると、外国の政府と投資家の中長期金融資産取引額は272億ドルの売り越しとなった。ブルームバーグがまとめた予想は250億ドルの売り越しだった。前月は218億ドルの売り越し(速報値373億ドル売り越し)に修正された。一方、米国内投資家による対外の中長期証券投資は272億ドルの買い越しだった。
株式スワップなど短期資産を含む金融資産の合計は564億ドルの買い越しとなり、買越額は前月の283億ドルを上回った。
海外の公的機関による長期米国債の買い越しは403億ドルだった。
米国債の保有額では、中国が引き続き世界最大で前月比252億ドル増加の1兆3160億ドル。2位の日本は17億ドル減の1兆1100億ドル。
原題:U.S. Net Outflow of Long-Term Securities Rises to $27.2Billion(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Meera Louis mlouis1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/07/17 00:13 JSTニュース一覧
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