ユーロ圏：６月のインフレ率1.6％に上昇－エネルギーが反発

　　７月16日（ブルームバーグ）：ユーロ圏の６月のインフレ は前月に比べ加速した。エネルギー価格が３カ月ぶりに反発したことが影響した。

欧州連合（ＥＵ）統計局（ユーロスタット）が16日発表した６月のユーロ圏消費者物価指数（改定値）は前年同月比1.6％上昇と、１日公表の速報値に一致した。インフレ率は５月の1.4％を上回った。消費者物価は前月比では0.1％上昇。

エネルギーやアルコール、たばこなど変動の激しい項目を除いたコアインフレ率は1.2％となった。

欧州中央銀行（ＥＣＢ）のドラギ総裁は今月、長期にわたり低金利を維持すると言明し、ＥＣＢとしては異例の措置を取った。ブルームバーグのエコノミスト調査によれば、ユーロ圏経済の４－６月（第２四半期）はゼロ成長の見込み。１－３月（第１四半期）までは６四半期連続で縮小している。

６月のエネルギー価格は1.6％上昇。５月は0.2％低下だった。食品とアルコール、たばこは3.2％値上がり。サービス価格は1.4％上昇した。

原題：Euro-Area Consumer Prices Increased 1.6% in June on EnergyCosts（抜粋）

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