男子中学生自殺、中学校長が会見
更新時間:2013-07-16 20:16
名古屋市南区のマンション11階から自ら転落し、亡くなった13歳の男子生徒。16日午後4時から開かれた記者会見で、校長が初めていじめの可能性に言及した。 明豊中学校の佐々木昭久校長は「極めていじめの可能性は高いと思います」と述べた。 教育委員会はこの日、全校生徒を対象に行ったアンケートの結果を公表。いじめが疑われる数々の言葉や行為が明らかになった。 教育委員会の集計によると、生徒たちが直接、見たり聞いたりした内容のうち最も多かったのが「『死ね』という言葉を聞いた」で21件。「自殺してみろ」「ちょっかいをかけられる」が続いた。他にも、筆箱をとられたりたたかれたりしていたのを目撃した生徒もいた。 アンケートの結果を受け、教育委員会は「極めていじめがあった可能性が高いと私どもは考えています」と説明した。そして、自殺をあおったものかどうかについては、現段階では判断できないとしている。 河村たかし市長は「若者が大変大事な命を失ったのは名古屋市全体の責任。教育委員会任せにせず、自ら陣頭指揮を執ってしっかりやっていきたい」と話した。 名古屋市は、アンケートの結果も踏まえ今月中にも有識者による第三者委員会を開いて、原因究明を行う方針。
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