アシアナ機の事故発生後、韓国と米国の間では今回の騒動を含め、どうもギクシャクした状態が続いている。NTSBがこれまでに公開した情報では、機体のトラブルが確認されなかった半面、操縦士のミスではないかと疑われている事実が続々と明らかにされている。これにはアシアナ本社のみならず韓国政府も不快感を隠さない。
韓国国土交通省は7月14日、NTSBに抗議の書簡を送った。事故調査は「客観的かつ公平に行われなければならない」と主張し、定期的に情報を提供するよう求めた。これまで操縦士のミスが原因だとにおわせる発言がたびたび出ていたことに、くぎを刺したものだ。