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原爆供養塔納骨名簿の掲示始まる
7月16日 16時56分

原爆供養塔納骨名簿の掲示始まる
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広島市の平和公園にある原爆供養塔に遺骨が納められている原爆の犠牲者で、名前が分かっているものの遺族が見つかっていない816人の情報を記した名簿が、16日から広島市役所などに張り出されています。

広島市の平和公園にある原爆供養塔には、原爆で亡くなった人で引き取り手のいない7万人の遺骨が納められています。
広島市は、このうち名前が分かっている犠牲者の遺族を探すため、毎年名簿を作成していて、ことしも816人の名前や当時の住所、それに年齢などを記した名簿が市役所のロビーに張り出されました。隣には、長崎に投下された原爆で死亡し、遺族が見つかっていない122人の名簿も掲示されています。
この名簿は、区役所やJR広島駅など市内170か所に張り出されるほか全国の自治体にも送られ、情報の提供を求めることにしていますが、広島市によりますと、ここ3年間、新たな引き取り手は見つかっていないということです。広島市原爆被害対策部調査課の杉浦信人課長は、「問い合わせは毎年多く寄せられていて、まだ見つかるかもしれないという希望は残っています。1人でも多くの遺骨を遺族の元にお返ししたい」と話しています。

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