安重根の碑建設、佐賀県で25日に除幕式
【ソウル11日聯合ニュース】初代韓国統監だった伊藤博文を暗殺した独立運動家・安重根(アン・ジュングン)の志や平和への思いをたたえようと、日本人が製作した碑石が佐賀県に建立される。日本人が安重根の記念碑を建てるのは初めてという。
韓国の市民団体「安重根平和財団青年アカデミー」は11日、福岡県と佐賀県の住民らが安重根の殉国101年を迎え、佐賀県にあるお寺の入り口に25日、「安重根東洋平和記念碑」を設けると明らかにした。日本人が安重根の記念碑を建てるのは初めてという。同アカデミーの会員ら10人は記念碑の除幕式に合わせ、佐賀県を訪れる予定だ。
同アカデミーによると、日本で昨年12月から安重根の行跡と精神を伝える運動が起こり、関係者ら50人余りが韓国を訪問した後、日本人会が組織された。同会は安重根が伊藤博文を射殺した理由や当時の北東アジア情勢、収監中に執筆した自叙伝、東洋平和論、死刑場での最後の陳述を通じ、韓日両国が協力して東洋平和を実現すべきと訴えた遺言などについても学習したという。
同アカデミー関係者は「日本では少数の学者のみが安重根を再評価しているだけで、絶対多数の日本人はテロリスト、暗殺者とみなしている。日本の人たちに安重根の本来の姿をキャンペーン展開したのが記念碑の建立につながった」と述べた。
安重根(春川MBC提供)=(聯合ニュース)
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