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〔外為マーケットアイ〕インドルピー59ルピー前半、通貨安抑制策の効果に懐疑的見方

2013年 07月 16日 18:22 JST
 
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[東京 16日 ロイター] -

〔外為マーケットアイ〕

<18:18> インドルピー59ルピー前半、通貨安抑制策の効果に懐疑的見方

インドルピーは対米ドル で59.23ルピー付近。インド中銀は15日にルピー下落に歯止めをかけるための措置を発表、この日はルピー高に振れているが、市場関係者からは一連の措置はルピー安抑制には不十分との見方が出ている。

ルピーの最安値更新が続く状況に対応して中銀が打ち出した措置は、中銀が市中銀行に資金を貸し出す際の金利の引き上げや規模の制限、債券発行入札を通じた資金吸収など、ルピー需要を生む効果を狙ったもの。

しかし、三井住友銀行の岡川聡シニアグローバルマーケッツアナリストは「小手先」の施策に過ぎないとみている。一連の措置は、強い輸入と脆弱な輸出に裏打ちされたドル需要の強さを減退させるものではなく、成長力を引き上げる構造改革も置き去りにされていると指摘した。

<14:44> 豪ドルやユーロが対ドルで上昇、上海株プラス転換で

豪ドル/ドル が0.9191ドルまで、ユーロ/ドルが1.3088ドルまでそれぞれ上昇した。中国市場では上海総合株価指数 が下げ渋り、プラス圏に浮上しており、米ドルに売り圧力が掛かっている。ドル/円は99.73円付近で停滞している。

<14:16> ドル/円停滞、参院選の結果見越したドル買いは「しんどい」

ドル/円は99.78円付近で停滞。明日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言までは、商いは活発化しにくいとみられている。

前日はロンドン時間にドル/円が一本調子の上昇を演じたが、一部の市場関係者はドル高地合いの強さを示すものとみている。ただ、大手信託銀の関係者は、きょうのロンドン時間に再び値動きが荒くなるリスクがあるとまでは警戒されていないという。

21日投開票の参院選について、各種報道では自民・公明の与党が過半数を上回る勢いとされている。同関係者は「参院選の結果が出れば、海外勢はドル/円に強気になると思うので、その観点からすればドル/円を今から買っておくというのは理解できるが、明日のイベント前に買うのはしんどいかなと思う」と話す。

<12:58> 豪ドル0.91ドル半ば、中国懸念で新規のロング入りにくい

豪ドル/ドル は0.9155ドル付近。オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が発表した理事会議事録で早期の追加利下げ観測が後退、0.9173ドルまで上昇したが、「新規のロングは入りにくい」(邦銀)との声が出ている。

この邦銀関係者は、中国の懸念要因がくすぶり続けるなかで、豪ドルは下向きのリスクの方がなお高いと指摘。豪ドルを売っている向きが買い戻すことはあっても、新規の買いは入りにくいとみている。

IMM通貨先物における投機筋のポジション動向では、9日までの週で豪ドルは6万3255枚の売り越し。5月半ば以降、売り越しが続いている。

<11:49> ドル99.72円付近、「思いっきりロングにする雰囲気ない」との指摘

ドル/円は99.72円付近。一時100.07円まで上昇したが、押し戻されている。

週明けの海外市場では100.49円まで上昇するなど、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のハト派的発言をきっかけとした混乱は収束、相場は落ち着きを取り戻しつつあるが、市場では「まだショックから立ち直っておらず、立ち直るとすれば今週のバーナンキ議長の議会証言を過ぎてからだ」(大手邦銀)との声が聞かれる。

この関係者は「前回の発言はところどころドル買いと受け取れるようなところもあって、過剰反応した面も否めない」としながらも、「ドル買いに体重をかけ過ぎて、それがひっくり返された記憶はまだ新しい」と指摘。投げさせられた傷がまだ癒えない中で「(投資家は)遠慮しがちにロングを作っているものの、思いっきりロングにする雰囲気はない」との見方を示した。

先行きについては「議会証言を無事通過すればドル買いの雰囲気が出てくるだろうが、参院選あたりでいったんピークをつける可能性もある」とみている。

<10:56> ドル99.74円に軟化、金融機関は利金の円転で売り目線

ドル/円は99.77円付近。一時99.74円まで軟化した。市場参加者によると、実需の動きは目立たないが、金融機関は利金の入金に伴う円転で売り目線にあるという。

  <10:49> 豪ドル上昇、豪中銀議事録「かなりの緩和が既に実施された」

豪ドル/米ドルは0.9155米ドル付近。オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が発表した理事会議事録を受け、一時0.9167米ドル付近まで上昇した。

RBAが発表した7月2日の政策理事会議事録は、必要に応じてさらなる利下げに一定の余地がある可能性を示す一方で、豪ドルの下落を踏まえると政策は「当面」適切だと指摘、「かなりの緩和が既に実施された」との見解を示した。

<09:59> ドル99.96円付近、米金利上昇しない限り「ドル高期待できない」との声

ドル/円は99.96円付近。一時100.07円まで上昇したものの、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言などを控え、上値を追う動きは限られている。

ドル/円をめぐっては、週明けの海外市場で100.49円まで上昇するなど、前週のバーナンキFRB議長発言ショックから立ち直ったかのようにみえるが、6月米小売売上高が予想を下回ると99円後半まで押し戻されるなど、力強さに欠ける状況にある。

市場では「株高は維持されているが、さえない6月米小売売上高で米金利が低下しており、これが本格的に上昇しない限りは、ドル/円でのドル高は期待できない」(外資系証券)との声が出ていた。

この関係者によると、上値は100.10円から上にオファーが観測されており、100.50円のオファーはかなり厚いという。100.60円にはストップが観測されている。

一方、下値は99.70円以下では断続的に買いが入っているという。

<08:31> ドル100.03円付近、個人投資家は100.10円から売り目立つ

ドル/円は100.03円付近。上田ハーローの吉松武志氏によると、個人投資家は100.10円から上の水準で売りが目立っている。

同氏は「前週のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演で急落したこともあり、今週の議会証言に対する警戒感から売り注文が目立つ。100.10円に大口の売り、100.50円から上ではしっかり売りが入っており、100円を超えると上値が重そうだ」と話していた。

<07:45> きょうの予想レンジはドル99.50―100.50円、FRB議長の証言控え上値限定的か

ドル/円は99.91円付近、ユーロ/ドルは1.3066ドル付近、ユーロ/円は130.55円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が99.50―100.50円、ユーロ/ドルが1.3010─1.3110ドル、ユーロ/円が129.80―131.10円。

15日の海外市場で、ドル/円は一時100.49円まで上昇した。アジア時間に発表された4─6月期の中国・国内総生産(GDP)が予想通りだったことから過度な不安心理が後退したことに加え、前週のドル売りが行き過ぎとの判断から買い戻す動きが入った。米金利に上昇圧力がかかったことも相場をサポートした。

ただ、100.50円の厚めの売りが意識されるなか、6月米小売売上高が予想を下回ると一転して売り圧力が強まり、一気に99円後半まで押し戻された。米金利に再び低下圧力がかかったことも、相場を圧迫した。   市場では「連休中は緩やかなドル高/円安となったが、17、18日にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控え、大きな値動きは期待しにくい。日米ともに株価に過熱感が出ているため、いったん調整が入ると円が買われる可能性もある」(外為アナリスト)と警戒する声が出ていた。

米長期金利が低下したことや、いったん100円半ばで上値の重さを確認したこともあり、「リスクオンで100円台に乗せてもおかしくないが、イベントを控え上値は限られるだろう」(同)という。

 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。