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天然ニホンウナギの卵、世界初公開
天然のニホンウナギの卵が10日、世界で初めて公開された。
東京大学などの研究グループは先月29日、太平洋のマリアナ諸島沖で天然のニホンウナギの卵約150個を採取することに成功し、そのうち7個を10日に公開した。
卵の採取に成功したのは、09年5月に31個を採取して以来2度目だが、前回は遺伝子を解析するために全ての卵を使ってしまったため、実物が公開されるのは今回が世界で初めてとなる。
今回の採取を通じ、ウナギが産卵するのは深海ではなく水深150~200メートルの表層部分であることや、新月の2日から4日前にほぼ毎晩、産卵が行われていることがわかったという。
産卵が行われる場所や時期を特定し、ウナギの生態を明らかにすることで、卵から育てる「完全養殖」でのウナギの量産化につながることも期待されている。
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