2013年 7月 16日
記録的豪雨 真庭市で断水続く
記録的な豪雨となった真庭市では一夜明けた16日も約800世帯で断水などの被害が続いています。降り始めからの雨量は真庭市蒜山上長田で222ミリとなったほか真庭市周辺では15日午前9時からの1時間に約100ミリの雨が降ったとみられます。この大雨の影響で水を貯める配水池に土砂が流れ込み、現在も真庭市の約800世帯で断水が続いています。16日朝から市の職員が配水池の洗浄作業にあたっていて、復旧までに2,3日かかる見込みです。また真庭市と新見市の51軒で床下浸水したほか、10カ所で道路の冠水や土砂崩れの被害が出て各地で復旧作業が続いています。

津山の介護保険事業者 取り消し処分
津山市の訪問介護事業所が約120万円の介護報酬を不正に受け取っていたとして岡山県は今月末付けで事業所の指定を取り消すと発表しました。指定を取り消されたのは津山市の介護保険事業所「すずらん」です。県によりますとこの事業所はおととし11月から去年2月までの359件のサービスについてホームヘルパーの資格を持つ従業員が提供したかのように見せかけるなどして津山市など4つの市と町から介護報酬約120万円を不正に受け取っていたということです。去年3月に従業員などから津山市に情報が寄せられ不正が発覚しました。事業所の経営者は「資格を持つ職員が足りなかった」と不正を認めているということです。県は事業所に報酬の返還を求めるとともに利用者の他の事業所への移行を進めることにしています。

「復興予算」基金残高約5億の大半返還へ
東日本大震災の復興予算が被災地とつながりの薄い事業に使われていると指摘された問題で岡山県は管理する基金の残高、約5億円の大半が返還対象になる見通しを明らかにしました。16日朝の定例会見で伊原木知事が明らかにしたものです。岡山県には震災の復興に役立てられる目的のいわゆる復興予算がこれまでに46億4800万円、交付されています。このうち森林整備の加速化や林業の再生に充てられる約20億円、緊急雇用創出事業の約19億円など41億円余りが、すでに使われたか、使う予定が決まっているもので、残高は5億3800万円となっています。県では、国の返還要請に基づき、内容を精査していますが、残高の大半が返還対象になると見ています。伊原木知事は「国のガイドラインに従ったのに返還を求められるのは多少、戸惑いがあるが粛々と返還したい」と話しました。県では今後、随時、補正予算を組んで対応することにしています。

海事功労者 表彰式
海に関係する仕事や安全への取り組みで功績を残した人を表彰する式典が高松市で行われました。この表彰は毎年「海の日」の翌日に行われ、四国運輸局や四国地方整備局などが香川県などの功労者に贈っています。このうち国土交通大臣表彰には海上安全指導員として長年にわたって海難防止活動に貢献した高松市の田村昭さんらが選ばれました。このほか海の安全運航に努めた旅客船会社や海運事業者、環境保全への取り組みを進めてきた48の個人と団体が表彰され、受賞者は海の安全への誓いを新たにしていました。