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仮設近くに「きずな公園」完成 愛知NPOが支援 七ケ浜
 | 海が望める公園に設置された真新しい遊具で遊ぶ子どもたち |
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東日本大震災で被災した宮城県七ケ浜町の仮設住宅団地近くに、住民やボランティアらが発案した「きずな公園」が完成し、同町吉田浜の町野外活動センターで15日、開園式があった。 式では、公園づくりをサポートしたNPO法人レスキューストックヤード(RSY、名古屋市)の栗田暢之代表理事が「住民がアイデアを出し、企業の協力で手作りの公園ができた。子どもたちに元気いっぱい遊んでもらいたい」とあいさつした。 渡辺善夫町長と栗田代表、資金援助したブラザー工業(名古屋市)の小池利和社長らが、子どもたちの手形でデザインされた看板を除幕。町の花ハマギクと、シバザクラを園内に植栽し、完成を祝った。 公園づくりに参加した同町松ケ浜小6年股村希良さん(11)は「震災の後は遊具でほとんど遊べなかったので楽しみにしていた。鉄棒を思いっきり練習したい」と笑顔で話した。 きずな公園は町野外活動センター仮設住宅南東の町有地5000平方メートルに、RSYが整備し、町に寄付した。 4月に住民がワークショップを開き、アイデアを出し合って公園の配置などを計画。太平洋が望める高台に、複合遊具やブランコ、鉄棒、ベンチなどを設置した。 事業費750万円は愛知県内の企業などからの寄付で賄い、住民やボランティアが看板やベンチなどを手作りした。
2013年07月16日火曜日
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