エコ・ブログトップへ スマイル・エコ・プログラム

Key

テーマ:ブログ
2013-06-17 21:46:03


飛鳥時代の寺で貴重品保管


-「はじまり考:中田征志記者」讀賣新聞-


扉や箱を施錠する鍵は、


紀元前2000年頃の古代エジプトの壁画に


描かれたものが世界最古の記録とされています。


国内大手メーカー「美和ロック」(東京)によると、


穴の開いた木製のかんぬきに、先端の櫛の波状の突起がついた


数十センチの棒を差し込んで解錠する仕組みで、


今日のピンシリンダー錠と似た精巧な構造でした。


古代ローマ時代には、鍵穴に差し込んで回す方式の鍵が


登場しました。日本では、大阪羽曳野市の飛鳥時代の寺跡から


出土した鉄製の錠前が、


今日確認できる最古のものです。


中国伝来の技術で作られ、経典や薬など


貴重品を収納する箱の施錠に使われたと考えられています。


商人の蔵などで広くつかわれるようになったのは江戸時代です。


仕事が減った刀鍛冶が鍵作りに取り組み、


生産量が増えました。


明治時代、欧米で大量生産された西洋式の鍵が


輸入され、洋風建築の増加と共に普及しました。


同じテーマの記事
最近の画像つき記事
画像一覧へ ]
PR

気になるキーワード

    あなたもエコ・ブログでブログをつくりませんか?