最終ラウンド、5番でティーショットを放つ石川遼=TPCディアランで(共同)
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◇米男子ゴルフ ジョンディア・クラシック<最終日>
14日、米イリノイ州・TPCディアラン(7268ヤード、パー71)▽晴れ▽賞金総額460万ドル、優勝82万8000ドル▽156選手
【シルビス(米イリノイ州)レイ・デイビス】24位スタートの石川遼(21)=カシオ=は4バーディー、3ボギーの70で回り、通算11アンダーで33位だった。65をマークした19歳のジョーダン・スピース(米国)が通算19アンダーで並んだザック・ジョンソン(米国)、デービッド・ハーン(カナダ)とのプレーオフを5ホール目で制して初優勝。10代のツアー優勝は1931年以来で、記録が残る1900年以降で史上4番目の年少優勝となった。
来季のシード権獲得に向けて少しでも賞金やポイントをかせぎたい石川だったが、バーディーを取った直後にボギーをたたくなど、流れに乗れないまま最終ラウンドを終えた。ショートアイアンの距離感が合わずにスコアを落としたケースが目立った。
しかし、4日間を通してドライバーは絶好調で、課題だったパターも上向き。本人も「次は優勝を目指して頑張りたい」と、はっきり口にした。今週もツアー上位陣はこぞって全英オープンに出場する。米国残留の石川にとっては勝負の週になる。
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