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TPP交渉 日本に期待と警戒の声
7月15日 20時0分

TPP交渉 日本に期待と警戒の声
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TPP=環太平洋パートナーシップ協定の18回目の交渉会合がマレーシアで始まり、各国の交渉官からは、今回、日本が初めて交渉に参加することについて、貿易の拡大につながるなどといった期待が示される一方、交渉に遅れが生じないかと警戒する声も聞かれました。

TPPの18回目の交渉会合は、マレーシアのコタキナバルで、アメリカやオーストラリア、それにシンガポールなど11か国の交渉官らが参加して、15日から今月25日までの日程で始まりました。
日本は、アメリカの国内手続きが終了する23日午後から初めて交渉に参加できる見通しで、各国は高い関心を示しています。
このうち、カナダの交渉官は、NHKの取材に対し「日本の参加はすべての交渉参加国に大きな利益をもたらすだろう。アジア太平洋地域において非常に重要な国であり、参加を歓迎する」と述べました。
また、マレーシアの交渉官も「交渉参加国の間で貿易が拡大するだろう。前向きな期待を抱いている」と述べるなど、日本の参加への期待が示されました。
一方で、シンガポールの交渉官が「日本は交渉の進展を遅らせてはならない。交渉参加国すべてが同じ懸念を抱いていると思う」と述べるなど、日本が、「関税の撤廃」など協議が難航している分野で、農産品の例外化などの主張を強めて交渉に遅れが生じないかと警戒する声も聞かれました。

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