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【サッカー】ザック、トップ下に柿谷指名 東アジア杯の日本代表発表2013年7月16日 紙面から
日本サッカー協会は15日、東アジア・カップ(20日開幕、韓国)に臨む日本代表23人を発表し、FW柿谷曜一朗(23)=C大阪、豊田陽平(28)=鳥栖=ら10人が初選出された。国内組のみでの編成で、15人が国際Aマッチ出場経験なしの編成となった。アルベルト・ザッケローニ監督(60)は、柿谷のポジションを主役となる「センター」に限定。豊田は日本代表の弱点とされる「高さ」に期待した。21日に中国、25日にオーストラリア、28日に韓国と対戦し、初優勝を目指す。 ザック監督は初招集で注目を集める柿谷の起用法について、トップ下の「センター」を明言した。システムは4−2−3−1を採用するといい、「若くて非常に成長している。特に今やっているセンターのところで良いプレーをみせている」と語った。ポジションは脇役ではなく主役の座に限定した。 柿谷はリーグ戦で16試合10得点を挙げ、得点ランキング4位に付ける。今季は2トップの一角やトップ下だけでなく、1トップも務めるなど進化している。足技だけでなくゴールに直結する巧みな動きを身に付け、「相手のDFラインとの駆け引きもやっている。サイドの能力も持っていると思うが、現時点ではセンター」と評価した。 1年を切ったブラジルW杯に向け、既存戦力を脅かす存在は必須。2006年のU−17アジア選手権で12年ぶり優勝に導きMVPを獲得するなど、才能は折り紙付きの柿谷は筆頭候補だ。ザック監督も「得意なことを思い切りやってほしい。国際レベルでできるのだということを見せるためには非常に良いチャンス」と期待を込めた。 また、同時に弱点の補強も進める。フィールドプレーヤーでは最長身となる185センチの豊田について、「エリア内での強さ、空中戦での強さが彼の特長。われわれのチームの中でストロングポイントではなく、ウイークポイントと思って突いてくるところ」と話した。 攻撃面だけでなく、課題とされるセットプレーの守備でも強力な武器となる可能性を秘める。新戦力の発掘と弱点の補強。東アジア・カップでは同時並行でチームの新陳代謝を進める。 (占部哲也) PR情報
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