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【芸能・社会】

世界の美声 ヘイリーが子守唄 英ロイヤルベビー誕生きっかけに

2013年7月16日 紙面から

ロイヤルベビーの誕生を前に、お祝いソングを含む新作アルバムを出すことになったヘイリー

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 ニュージーランド出身の世界的人気歌手ヘイリー(26)が、英国のロイヤルベビー誕生をきっかけに、お祝いソングを含む子守歌アルバム「やすらぎのハッシャバイ」を31日に発売する。

 ロイヤルファミリーと縁のあるヘイリーならではの“公認祝福ソング”とも言える新曲「スリープ・オン」は、ポール・ミラーの作曲。ポールは、2011年に行われたウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤル・ウエディングで演奏された「ウビ・カタリス」で知られる国民的作曲家で、新作も当然のように企画された。作詞は、「ユー・レイズ・ミー・アップ」(荒川静香が五輪のエキシビションで使った曲)を手掛けたブレンダン・グラハム。「人生という道は長い」と諭すような言葉のほか、「あなたが賢くなりますように あなたの使命に応えられますように あなたが立ち上がれますように 何時か転んでしまうことがあったら」とロイヤル・ファミリーの一員としての役割を無事に果たしていくことを願う内容だ。

 ヘイリーの美声は、英国民を代表する祝福そのもの。実は、これまでエリザベス女王の前で4回歌ったことがあり、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ハリー王子の前でもそれぞれ2回ずつ歌った経験がある。

 ニュージーランドでオール・ブラックス(ラグビー)とブリティッシュ・ライオンズが対戦した時には、首相主催のバーベキュー・パーティーで、ウィリアム王子・キャサリン妃の前でも歌を披露。新曲については、「おチビちゃんとその両親が気に入ってくれるとうれしい」と話している。

 が、アルバムは、ファミリーのためだけに歌ったわけではない。「きらきら星」「ハッシャバイ・マウンテン」「ブラームスの子守歌」のほか「ゆりかごの歌」「ねむの木の子守歌」を日本語で収録。「赤ちゃんや子どもだけでなく、その両親や広く癒やしを求めている人のためのもの」とアピールしている。

 ヘイリー自身も、現在ロンドン在住のフランス人と婚約中で、近い将来母親になる可能性もある。最高にハッピーなタイミングでレコーディングしたハッピーなアルバムと言えそうだ。

 今月末に来日、30日には、東京・お台場で無料イベントを予定している。

◆Nスペでも主題歌に

 日本盤ボーナストラックの1曲「明日に架ける橋」は、NHKスペシャル「緒方貞子 〜戦争が終わらない この世界で〜」(8月17日午後9時)の主題歌に決まった。国連難民高等弁務官などを務め世界から尊敬を集める緒方さんの知られざる人生と密着ドキュメンタリーでつづる1時間半。ヘイリーが日本の番組で主題歌を担当するのは、2003年のフジテレビ系「白い巨塔」の「アメイジング・グレイス」以来だ。

 ●ヘイリー 1987年4月10日生まれ、ニュージーランド出身。6歳の時、音楽の先生から絶対音感があると言われ、バイオリンやピアノのレッスンを始める。デモアルバムが評判となり、すぐにメジャーデビュー。4週連続チャート1位を記録して、ニュージーランド史上最も急速に売れたアーティストに。アルバム「Pure」で世界デビュー。日本でもゴールドディスク受賞。故本田美奈子とのデュエット版「アメイジング・グレイス」も話題になった。

 

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