正式名称:「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク
1997年秋、東京で20か国から40人の海外参加者を招いて開いた「戦争と女性への暴力国際会議」をきっかけに国際的なVAWW-NETが発足、過去から現在までの戦時・性暴力について国境を越えた連帯行動が始まりました。
この国際会議実行委員を中心に「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)が1998年に発足しました。
VAWW-NETジャパンは、女性の人権の視点から国際的VAWW-NETの協力のもと、武力紛争下における女性への暴力の問題、特に以下の三つの分野に重点を置いて、実状調査、被害者支援、このような暴力を防ぐためのキャンペーンやアドボカシー、提言活動を国内外で展開しています。
- 第二次世界大戦中の「慰安婦」問題
- 沖縄などの米軍基地の周辺に住む女性への暴力の問題
- アジアをはじめとした世界各地の現代の武力紛争下の女性への暴力の問題
「慰安婦」問題では2000年「女性国際戦犯法廷」を提案し、被害国などとともに主催しました。
女性国際戦犯法廷では2001年12月4日ハーグにおいて、ジェンダー正義に基づいた画期的な判決が下され、民衆法廷の歴史に新たな到達点を刻みました。
団体の概要
発足:1998年6月
組織:共同代表 西野瑠美子 中原道子
運営委員会(19名)
会員 現在約700名