ここから本文です
[PR] 

ソ連崩壊後最大の極東軍事演習=サハリン上陸作戦も―ロシア軍

時事通信 7月15日(月)17時33分配信

 【モスクワ時事】中国国境や太平洋を管轄するロシア軍の東部軍管区(司令部ハバロフスク)は13日から、極東でソ連崩壊後最大となる16万人規模の陸海空の緊急軍事演習を行っている。サハリン(樺太)への上陸作戦、オホーツク海での対潜水艦作戦などの訓練を実施。日本の防衛省も、宗谷海峡や北方領土でロシア軍の艦艇や航空機の動きを把握している。
 軍事演習は、最高司令官のプーチン大統領が12日、ショイグ国防相に緊急点検として「抜き打ち」で命じた。期間は20日までで、プーチン氏自身も16日にサハリンの演習場を視察する。
 発表によると、東部軍管区全体で戦車や装甲車など1000両、艦艇70隻、戦闘機や爆撃機を含む航空機・ヘリコプター130機が参加。「ソ連崩壊後で最大規模の緊急点検」(国営ロシア通信)とされている。
 日本列島周辺では、5〜12日に日本海で中国海軍と合同演習を終えたばかりの太平洋艦隊が、宗谷海峡を通過してオホーツク海に入った。ミサイル巡洋艦、大型対潜艦、大型揚陸艦、駆逐艦が参加して14日に対潜水艦訓練などを開始。サハリン東岸で15〜17日、南岸で18、19両日に射撃訓練があるとの航行情報も出た。 

最終更新:7月15日(月)21時28分

時事通信

 
PR

参議院選挙 7月21日投票

注目の情報


PR