林芳正農林水産相が十四日、福井市渕四丁目のJA福井市本店を訪ね、環太平洋連携協定(TPP)交渉で、農産品五品目の聖域を堅持する考えを強調した。
林大臣はTPP交渉について「コメや麦など五品目を守れなければ脱退も辞さないと、党や国会で決議した」と説明。今月下旬から始まる予定のTPP交渉に触れ「国会決議にあてはまらないと意味がないと思っている。難しい交渉を戦うためにも決意を持つ」と力を込めた。
「参院選後、アベノミクスの三本目の矢に入っている農業の所得倍増の予算付けなどをできるようにしよう」と、国会のねじれ解消も呼び掛けた。
(山内悠記子)
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