中国:4-6月成長率7.5%に鈍化-通年目標達成できない恐れ
7月15日(ブルームバーグ):中国 の経済成長率は4-6月(第2四半期)に鈍化した。工業生産や固定資産投資が減速したためで、李克強首相が与信ブームを抑制する中、政府は2013年通年の成長目標を達成できないリスクが強まっている。
国家統計局が15日発表した4-6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比7.5%増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト45人の予想 中央値と一致した。1-3月(第1四半期)は7.7%増。6月の工業生産は09年の世界的なリセッション(景気後退)以降で最低の伸び率に並んだ。
李首相は刺激策拡大に消極的だが、成長鈍化を受けて当局者が7.5%の通年成長目標を守るために動くとの観測が強まる可能性がある。国際通貨基金(IMF)は先週、世界の成長見通しを引き下げており、中国指導部が成長支援を輸出に頼るのは限界となっている。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の大中華圏経済責任者、劉利剛氏(香港在勤)は「急速に変化する国内外の環境を反映するよう金融政策の迅速な調整が可能で、有効な投資プロジェクトと技術改良を目指すことで財政政策がより積極的となり得るなら」、景気は7-9月(第3四半期)に安定化するはずで、10-12月(第4四半期)に回復する可能性があると予想。「そうでない場合、7%を下回る成長軌道に向かう」と述べた。
国家統計局の盛来運報道官は15日の記者会見で、中国経済の13年の成長目標達成に問題はないと語った。統計局は発表資料で、1-6月(上期)の経済成長が「全般に安定」し、主要な指標が「妥当なレンジ」にあるとしながらも、「依然として困難かつ複雑な経済状況に直面している」と説明していた。
6月の工業生産 は前年同月比8.9%増。エコノミスト44人の予想中央値は9.1%増。5月は9.2%増だった。
1-6月の都市部固定資産投資 は前年同期比20.1%増。ブルームバーグ調査の予想中央値は20.2%増。1-5月は20.4%増加した。
6月の小売売上高 は前年同月比13.3%増と、5月の12.9%増を上回る伸び。市場の予想中央値は12.9%増だった。
原題:China Growth Slows to 7.5% as 2013 Target Under Threat:Economy(抜粋)
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更新日時: 2013/07/15 15:10 JST