2012年06月29日

3番テーブルご指名です

ひさかたぶりに下息子が帰宅。

「腹へった~」と夕方玄関で声。

あらま。

とりいそぎ、夕餉をととのえる。

ひさしぶりの対話食。

食後の紅茶を淹れたとたん、彼の携帯に着信。

すっと廊下に出て電話にでる下息子。

聞こえてくるのは、あらまぁ、優しい低音。柔らかい言葉づかいな応答。

・・・かけてきたの、女の子だな。。(笑)

で、居間に戻ってひとこと。

「ご指名入ったので、帰ります。」

は?

飲み会のお誘いらしい。

滞在時間1時間と5分。

とっとと松本に帰って行った。

青春小僧め。

とっとと帰れ。(笑)

・・・気をつけていくんだよ。夜道やからね。安全運転ね。

玄関が閉まって、ぽつんとつぶやく。

やれやれ。

まぁ、よかった。電話が夕飯食べる前じゃなくて。(笑)

ありがとね。一緒にご飯してくれて。




Posted by のんたんat 21:19
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2012年06月28日

おかえりなさい

石材店から連絡があり。

お盆間際になるといっていたお墓の建立が完了したとのこと。

義父の墓にお参りがてら墓地にいって見ると、墓標と戒名の掘り込みもきれいにできていた。

そこで、お寺様にお願いし、納骨の日取りをひと月早めていただき。

49日法要以降、お寺にお預かり願っていた夫の遺骨をいただていきた。

お墓に入る日まで、ふたたびそばで過ごしたいと思い立ち。

ずっしりと重い骨壺は、火葬のあとに膝に抱いた、あの熱さの影もなく

ひんやりと、あいかわらず、ずっしりとこの膝の上に収まった。

仏壇のとなりに、安置し、「おかえりなさい」とお茶を淹れる。

魂はお仏壇にあったろうけれど、体(お骨だけど)と一緒になったから

もっと身近に居る気がしてくれるだろうか。

今夜は何を作ろうか。。。

お大根を煮ましょうか。好きだった梅漬けもお供えするね。

仏間にパソコンからテーブル、仕事道具あれこれを持ち込んで、最近はずっと仏壇と向かい合って過ごしている。

お盆になって人がよる季節には、片付けなくちゃね、な、生活色満載の仏間だ。

いいよね。ここがいい、わたし。

さて、涼しくなってきたから、草むしってくるね。またぼーぼーだよ。とほほ。

月初めに頑張ったとこなのにねぇ。栄養がいいんだ、庭の土。

元気なころ、いっぱい肥料入れてくれたもんね、お父さん。

ひと働きしたら、ちょっとだけ、ビールもお供えついでに、飲もうかな。

Posted by のんたんat 16:20
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2012年06月27日

桔梗が原高等学校洗馬分校の校歌

実家売却のおり、とりいそぎ持ち出せてこれた先代、先々代の資料はごく一部。

柳ごおりにいまだ未整理で眠っているものの方が多いのだが。

祖父が教師であったころの名残が出てきて、厳格質素、朴念仁ながら慈愛に満ちた彼の往年を偲びむねがあつくなった。

当時の分校生と祖父

勤務地であったいまはなき分校の校歌の作詞をたがけたらしい。

歌詞の中では、分校を「洗馬高校」と歌っている。

黄ばんだガリ版刷りの校歌


ほかに、同級会に呼ばれ生徒たちと語らう写真も残っており。

世代を超えて今、あなたのひ孫が、同じく教壇に立っております、お導きくださいませと手を合わせる。

生かされていく。長い時間の中で。

繋がっていく血と想い。

合掌。



Posted by のんたんat 14:30
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2012年06月27日

声の5つの要素 塩尻講座4回目



ここまで、パーソナルボイスの発見、音声表現と学んできた。

今回は、声の要素。

1大きさ 2高さ 3速さ 4間 5音色(音質)の変化で、読み分けを体感してもらう。

例文を使って、同じセリフなのに声の要素を使い分けることで、印象やシチュエーションが劇的に変化していく様を

声を回しながらともに味わっていく。

音色の使い分け、つまり、「なりきり」を遊ぶ時間には、その方のキャラに一番遠そうな、あるいは人によってはもっとも得意そうな分野の「なりきり」を指定して発声をしてもらい。

「いやん」と照れながら、頑張ってみる娘さんもあって、一人やるごとに爆笑しあうワークに。



後半は、これまでの学習をもとに、民話の短文を使って、各自の朗読検討を作ってもらい、発表朗読一巡。

一転、腕組み、頭抱えと、難しい表情で考えている受講生。



悩みながらもそれぞれの個性で、味のある朗読タイムになった。

これまでの学習を、自身が書いた自己紹介文に反映し、朗読検討を宿題に。

次回はその自己紹介文を、録音朗読する。

さて、この講座の写真をいつも撮ってくださっている専属カメラマン?をちょっとご紹介。

横平さん

地元朗読ボランティアグループのムードメーカー。

飄々と、自然体ながら、彼の言動はウィットに富んでいる。

いつもありがとうございます。



Posted by のんたんat 10:30
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2012年06月26日

定期検診

多発筋腫。

子供をいだき育てるという大役を終えた後、我が子宮さんはそんなおだんごたちを後生大事に抱えている。

いっときは、外出ができないほどの出血や痛みを味わう時代もあったが

最近は、おとなしくしてくれていてありがたい。

それでも、病変部もあり経過観察の診察は不可欠で、エコーと細胞検査、ときにMRIも撮っている。

今回は細胞診。結果は7月に出てくる。

検査の度に、結果までの間、少し緊張がある。結果が届いて安堵がくると、脱力する。

そんな繰り返し。

生かされている、を実感しつつ、また次の結果を待つ日々に入る。

ぼくは、死ぬまで 生きていきます。

お師匠の言葉のひとつ。

そうよね。

私は、死ぬまで、ちゃーんと 生きていくのだ。生かされて。





Posted by のんたんat 21:17
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2012年06月25日

6年かかって映画ができたわけ

市民活動支援課企画の「ふるさとがえり」上映会。

この映画が出来上がるまで実に6年。

始まりは、岐阜県恵那市から一人の市職員がアポなしで、のちに脚本制作を手掛けることになった

FireWorkという会社を訪れ

「あの~、まちづくりで、映画つくりたいんですけど。。」と切り出したときから。

基本、来た依頼は断らないをポリシーのFireWork。

「やりましょう。」を宣言。

平成大合併を終えて大きくなった恵那市は他県同様、集落同士の横のつながりができていけないことに苦慮していた。

で、一人の若い職員が、宮崎の「どげんかせんといかん」、よろしく、「やらまいか、」の精神で突進し始める。

その熱意に「巻き込まれ」FireWorkは動き始める。

だが、田舎のまちにあたりまえに存在する「排他意識」の壁。

よそもんがきてなにするん?映画?は?それがなにになるん?

の猜疑心を払しょくするため、こんどはFireWorkの彼らがまちに溶け込む試みをする。

空き家を借りて住んじゃう。飲みにケ―ション展開で、ともかく対話を続けていく。

まず、心を開いてくれたのは、地域のおかあちゃんたち。

やせっぽちな若者たちが、住みついて、なにやらやりたいと頑張っておる。

母性は無償の許容。食べてけ、飲んでけ、足りてるか。泊まるか?

そこから男衆を取り込んでいく。なんてったって、おかあちゃんたちのとりなし力は絶大で。

映画をまちの人々の接着剤にするには、全域を巻き込まないと意味がない。

そこで、そうしてひとつひとつの集落を、できあがった恵那のコアメンバーとともに年月掛けて攻略し。

ともかく聞き取り、ニーズ拾い。

市民が望まなきゃ意味がない。気持ちを受け取り続けて、その果てに、ようやく出来上がった脚本は。

こども時代と大人時代を交差させ、消防団を核にした、ふるさとの風景と思いと問題と、そして「人情」。

っていうと、ああ、なんか道徳の時間に子供に見せるような、啓蒙映画?と思いそうだが。

見る前は、わたしもちらとそう思っていたのだが。どっこい。

こんなおいしい裏切られ方はいまだ味わったことがなく。

ハンカチやのうて、タオル持参で正解な、ぼろ泣き大作に出来上がっていた。

聞きつけて、制作途中から参戦した、これまた熱き都会の行政職員が、

この映画の全国展開プロジェクトを立ち上げ。

監督、脚本家、そして展開リーダー、助監督。

彼女彼らは、各地に「人好き」オーラを持ち込んで、全国制覇の勢いで飛び回っている。

どこにでも飛び込んで、飲んだくれ、「仲間」を作って、その輪は拡大の一途。

歩道で万歳(笑)

ねぇ、その忙しさ、ストレスになってないの?

おばちゃんは老婆心で聞いてみる。


楽しくなきゃ、やらない。だから、ストレスないでーす。



(・。・)あ・・・・そうなんだ。


そっか。

楽しいから、人は、集うんだね。。そっかぁ。。。わたしも楽しかったもんね。


さてこの映画、まだまだ全国行脚中。

どうぞ、どこかで一見し、心地よく裏切られてくださいませ。

「ふるさとがえり」公式サイト



Posted by のんたんat 22:24
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2012年06月25日

ふるさとがえり上映会



えんぱーくにて「ふるさとがえり」上映会がありました。

急遽、上映後のトークセッションのコーディネーターをさせていただくことになり、

脚本と制作にかかわった栗山さん、この映画の全国展開を担うチームリーダーの五井渕さんのお二人と、

来場の皆様を交えておはなしをお聞きする役をさせていただいてきました。

熱き若者たち

いい感じに1時間、来場の方々も含め、それぞれのお立場でよいおはなしを聞けました。

映画の中でいい味だしてた和尚さま(笑福亭鶴光さん)の

「どこで暮らすかやない、誰と暮らすかや。」という言葉が、胸に沁みました。

まちづくりは、結局、「人」とのつながり。それを実感できた映画とトークセッションでした。

さて、この日にはいろいろ裏話がございます。

それはまた後日。(^-^)






Posted by のんたんat 08:00
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2012年06月22日

塞翁が馬~人の情けを味わって~

NHKの朗読巡回セミナーの世話人をしている。

かれこれ、10年になるかな。

NHKのエグゼクティブアナウンサーによる全国巡回指導で、

当時長野県内では松本周辺での開催がなかったので、世話人を受けることになった。

会場の予約や当日の裏方が仕事のボランティア。

初回から総文センターの会議室をお借りしていたが、今年は予約自体ができないシステムになったらしく。

規約に変更はないものの、上が変わると対応も変わるのは公共の常なのか、長年の付き合いを思うと悲しくもなったが、

お役所にはお役所の道理があるのだろう。まぁ、仕方がない。

本部からのご連絡が例年より遅かったこともあって、えんぱーくもレザンももう空いていなくて、さてどうしたものかと困り果て。

市職員をしている心優しき友人に相談をかけた。

で、紹介してくれたのが、「ヘルスパ」。

泣きを入れた私に、心を尽くした対応をしてくれた彼の誠意が、すっかり私を元気に戻してくれた。

セミナーの昼食は、自弁。受講生各自で、外食あるいはお弁当を持参してもらう形。

下見にヘルスパ2階にある「海園」レストランへ入ってみた。

ここは休憩室を兼ねていて、椅子席と、座布団席があり、開放感がある大広間。



窓際に座れば、線路と山の風景が目の前に広がる。

日替わりランチの海鮮2色丼(赤身と白身)を注文してみた。



いいじゃん♪

なぁんだ、塞翁が馬。

研修室も広く、落ち着けるし、もし雨でも、受講生に館内で昼食が摂ってもらえる。

この会場がすっかり気に入ってしまった。

ありがとねぇ、Kさん。

気持ちをいただくと、また気持ちで返したくなるのが人。

必要な折には、お役にたてるよう、また頑張るね。

スポーツ施設の休憩室というより、その昔あったヘルスセンターの大広間のような

懐かしいまったり感を味わって、窓の外の景色と、どんぶりごはんも味わって。


人の情けも味わって。


手を合わせて、「ごちそうさま」をしてきた。



Posted by のんたんat 11:56
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2012年06月20日

幸福のブルー




かわいく想う女性の誕生日に、ささやかなプレゼントを送った。

名は「ブランド・ブルー」。

ブルーは聖母マリアのシンボルカラー。幸せを呼ぶ色といわれている。

オフィシャルサイト「Blanc deBlue」

シャルドネにブルーベリーの青をたたえたスパークリングワイン。

味は知らないが、彼女に似合う「青」だなぁと惚れて、注文をした。

口コミの評判はいいようだ。

幸せに輝く人を見るのは、うれしい。

美しき人生に。

乾杯。おめでとう。


Posted by のんたんat 16:43
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2012年06月19日

音声表現技術と影アナ体験

塩尻講座3回目。

音声技術の基礎。

速度、ポーズ、プロミネンス、アクセント、イントネーション。

短文を使って、体感をしてもらう。

それをもとに影アナ原稿の読み検討を作ってもらい、後半録音しながら自分のアナウンスを聞いてもらう。

影アナには必要のない「チェンジオブペース」は次回の「声の要素」のワークと一緒に。

民話を題材にする予定。

影アナ体験は、実際の影アナブースにはいけないので、

エコーを聞かせたマイクと、実際に音楽ホールで使用しているベル音を使って臨場感を。

おひとりずつ、アドバイスを渡しながら一巡。



自分の声を持ち帰ってもらい、おうちで聞き直しを宿題に。

朗読は、まず自分の録音した声に慣れること。

自分の声は骨伝導で自分の中に響く声。

人に聞こえる声は空気伝導で伝わっていく。

「録音」した声が人に届いている声と認識し、客観的に聞くことで自分の特性を知り修正をかけていく作業が大事になる。

たった20名あまりの受講生仲間の前ながら、エコーマイクの前に座り、ベルまで入ると、ぐわっと緊張。

そこにキュー出しでのスタート。さらに緊張。

これを乗り越えるのが第一歩。

終わった瞬間にでる破顔。

「あ、そうそう、その笑顔で読むのよぉw」と声がけをしていく。

「無理~~;」とさらに笑う。

あはは。だいじょうぶ。慣れるから(・。・)

次回は声の要素。さらに声を遊ぶワークが待っている。

雨に負けずにご参加よろしく♪


Posted by のんたんat 21:04
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2012年06月18日

郵便局のおにいさん

子供たちの簡易保険を手続した。

営業に来てくれた郵便局のお兄さんにほだされて。

この半年、何回電話をくれたことか。


まぁ、どのみち、こども保険も満期になっちゃったし、保険装備なしではなにかと心配だしね。

ちょうど、いい機会。

こどもが趣味、という彼は、その昔、NHK大河ドラマ「独眼竜正宗」の名ナレーションをつとめた

葛西アナウンサーに声がよく似ていて。

滑舌よく、体も同じようにきゃしゃな小づくりで、品がいい。

休みに子供と遊ぶのが、なにより幸せだという。

「妻にも、こんなに子供と出かけてくれる人だとは思わなかった、と喜ばれて両得です。」と笑った。

いいねぇ。。。人の幸せを見聞きするのは、心地がいい。

お給料も上がったと思ったら削減されて、の繰り返しで、なかなかに大変だという話で。

なつかしい、30代の頃の貧乏話をすると、「あ~~、、いまのわたしたちだぁ」と。

いい人だねぇ、この息子は。

(すみませんねぇ、所帯持ってる人に。でも20代も30代も大差なく、息子世代にうつるわたくし)

人見知りは、相手による。

ふところに入ってくるタイミングと節度の好みは、ひとそれぞれ。

ぐいぐい系は、私はダメなので、

相性が、よかったのだろう。

これも、縁だ。

ありがとね。


Posted by のんたんat 09:45
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2012年06月16日

2年ぶりの姉妹再会

おばあちゃんの一番下の妹さん家族が県外から来訪。

煮物などお茶菓子にして一息入れてもらって、ばあちゃんのグループホームへお連れする。

長女のおばあちゃんと一番下の妹さんは16歳の年の差。

「母親代わりみたいなもんだったでぇ、ばあちゃんは。」と、妹さんは

姉のことを昔から「ばあちゃん」と呼んでいる。

ちょうどお昼寝時間でベッドにいたが目は覚めていたらしく。

「ばあちゃんや、きたよ~、あたしだよ~。」と妹さんが声をかけると

「あれまーー。ようもはるばるきたなぁ~。」としっかりした声で答えた。

記憶は近いものから消えていく。

昔の家にいた時代の来訪のとおりの受け答え。

「寒いもんで、ずくなししててごめんよぉ。今お茶いれてくれるで。それかつかれてりゃぁ2階に行ってちびっと横になってくりゃいいだに。」

台所の隣の居間のこたつで横になっている気分でいるようだ。

発音は不明瞭なので、その都度通訳して伝えつつ。

小一時間、おばあちゃんたちは姉妹の会話を楽しみ、ほかの家族はそばで相槌を打ちながらホームの職員さんが淹れてくれたお茶をいただいていた。

少し疲れたのか、返答が定かでなくなってきたのをタイミングに、おいとまをする。


「ありがとうございましたねぇ。」と深々と頭を下げてくれるホームのスタッフさんに


預かってもらっている家族が、ホームの職員さんに「来てくれてありがとう」と言われる不思議を想いながら、

「こちらこそ、ほんとにお世話様です、ありがとうございます。」と頭を下げ返す。

妹さんがわかるか少し心配だったが、杞憂だった。

よかった、いっぱい話ができて。


Posted by のんたんat 20:23
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2012年06月16日

やっぱり朗読が好き

講座が始まっていやおうなしに声を出す機会が増えた。

半年近く、発声練習さえ、声を出すことさえ自分の体が拒否してた。

人と逢うことも、公私を問わず、ごしたかった。

心を開けるごく少数の友人以外、私生活の激変に触れる会話がきつかった。

けれど、本を声に出して読む、いわば対話の代替え行為は、大きなリハビリになった。

人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいの、だとは、お師匠さんのことばだが、

物語を身のうちに置き、声に替え、骨伝導で耳に届く声にその物語にふたたび自身で色を感じ

脳内に作られる物語の3D化、香り、肌感覚。

朗読は楽しいからする、というより朗読するから楽しいのだ、と解釈を置き換えて。

まずは、声を出していこう。自分に、その先にあるだれかに、

「伝える」ために。

やっぱり朗読が、好き。




Posted by のんたんat 07:51
Comments(0)声ボラ・声仕事

2012年06月15日

感情解放

「迫力が出せない」と朗読歴3年目の彼女の悩みを聞く。

今年は講座のアシスタントに入ってくれている。

民話ラジオの朗読にも出演しているが、お化け物や切迫シーンに迫力を持たせたいが、うまくいかないと。

声を凄ませなくても、間の取り方や、トーン、スピードで緊張感はある程度作れるが

「声」そのものが柔らかくほわーんとしているので、それが利点でもあるのだけれど、本人はもう一皮むけたい気持ちが強い。

たぶん、彼女の中に無意識のバリアがある。

聞き取りをしてみると、人生で声を荒げたことがないという。

穏やかで、いつも柔らかに口角が上がり、技術はあるが控えめで前に立とうとしない。

人の感情変化に敏感で、仲間内ではいつもフォロー(とりなし)役になっている。

「口けんかとか、したことは?」

「ないです。」

長い人生、感情が波立つこともあったろうけれど、

それを表に出すことを性格も手伝って自分に禁じてきたのだろう。

強い声を出すこと自体に罪悪感が無意識に作動し、ブレーキがかかっているのだ。

講座の中での感情解放のワークを彼女のアシスタント当番の日に振り分けて

一緒に巻き込んでみようかな、と思ってる。







Posted by のんたんat 10:30
Comments(2)声ボラ・声仕事

2012年06月14日

オノマトペで遊ぶ

今回の中間教室。

この教室は日によって来てる子がまちまち。

行ってみないと顔ぶれがわからないので、教室に入ってから何をするか瞬間判断。

眠そうな午後、少人数、静かな子たち。

というわけで、今回は単純に声の「音」を遊んで行こうと判断。

呼吸法とかつ舌をやった後、

オノマトペのふんだんな作品を2,3チョイス。

谷川俊太郎 たいこ

宮沢賢治 風の又三郎 の一節

中原中也 サーカス

しょっぱなからリレー読みをするには、声が出そうにない子たちなので

リピートアフタミー。

「たいこ」のフレーズを一行ずつ、まずは私が先導してほかの子にユニゾンで追っかけ読みをしてもらう。


どんどんどん(どんどんどん)

どんどこどん(どんどこどん)
どこどんどん(どこどんどん)

どどんこどん(どどんこどん)

という具合。

リピートの声はかすかに聞こえる程度。

かまわず、楽しげに繰り返す。音色やスピードを変えていく。

ノリのいい子がそろうと、にぎやかになるワークだが今回のメンツはなかなかてごわい。

でもだんだん声が出始める。

次は風の又三郎。

どっどど どどうど どどうど、どどう、からの4行を

今度は個人読みで一巡。

か細い声ながら、一人一人読み方が微妙に違う。

そこをとらえて、それぞれの読みから吹く「風」のイメージの違いを伝えていく。

本人は意識せずとも、その子のイメージの中にある風が声に乗るとき

助詞の上げ下げや、ポーズ、プロミネンスに「色」がでる。

それを、有言化して、相手に渡すと、気づきが出る。

自分の読みに意識と自信を持ってもらう手法のひとつ。


かすかに首を傾げたり照れたりしながら

でも、確かに、すこーし、次はなに?の目線が来始める。

で、中原中也に突入。

サーカス。

この作品は、リズムを楽しめる。

声が出始めた男の子に先導を任せ

一文節ずつのリレー読み。

声パスの意義は伝えていなかったにもかかわらず、

彼が作った、最初の文節の世界観を、次の子が受け取って声のリレーで作品を読み上げていく。

作品として同じカラーを共有できたことをほめたたえると

専任の先生が

「いつも空き時間にトランプをやっている。前の人が出したカードの「しばり」を受けて次の人が同じカードを出していくというゲーム。今のリレーを聞いていて、あ、トランプの「しばり」ルールがここで発揮している、と感じて面白かった。」

とおっしゃって。

なるほどぉ。期せずして、「遊び」を「遊び」に生かせた形になった。


感情表現が表立ってこない子たちでも、その体と心の中には必ず動きがある。

それを今回は、確信させていただいた、嬉しい時間だった。

先生方の細やかな観察力にもリスペクト。

好い時間でした。







Posted by のんたんat 00:35
Comments(2)不登校教室

2012年06月13日

家族会

今日はおばあちゃんを預かってくれているグループホームで年2回の家族会。

職員さん方の心づくしの昼食を一緒にいただいて歓談の日。

クリックで拡大

これだけの量を、8割がたは、おいしく食べられる90歳。

ありがたいことだ。


ふいに目の前のティッシュを裂きはじめるおばあちゃん。




一心不乱にこよりを作り始める。

周りでは歌の時間、でも、一人の世界に没頭。

こよりの「よりはじめ」がうまくゆかず、いじれるので先っぽだけ作っては渡す。

みるみるまに、テーブルの上にティッシュのこよりが並んでいく。

いろんな人が頭の中にあらわれて、その人におしゃべりをしながら、手を動かすおばあちゃん。

いろんな人になって相槌を打ちながら、一緒にティッシュを裂いていく。

蕗の皮むきや、野沢菜漬けの下準備とか、何時間もこうして並んで手を動かしたねぇ、昔は。

そういう「女時間」を頭の中で反芻しているのかもしれない。


息災でなぁ、ばあちゃん。週末は妹さん一家が遊びに来るで、また連れてくるでねぇ。。






Posted by のんたんat 16:34
Comments(0)介護

2012年06月12日

呼吸と発声パーソナルボイス 

塩尻の講座2回目。

今回は朗読を学ぶ前の声のワーク。

腹式呼吸の体感(観察レッスン・丹田呼吸)とS音発声→Z音発声→ロングトーン。






後半は、パーソナルボイス発見のワークと、声パスレッスンの意義と体験。





初回の硬さが抜けて、笑い声もしばしば。


そして、宿題にした自己紹介文を「朗読」するワークへ。

ひとりひとりの読みを聞き、その人の声と発声の特徴の説明と課題をお渡ししながら一巡。

これをすると、自分の番以外にも、ああ、とか、ふ~んとか、自然にうなずきの声がそこかしこからあがる、

人の読みの時にも注意深く聴くようになる。

「聞く耳」育ての一環。

次回は、声の要素と読みの手法にはいっていく。



Posted by のんたんat 21:21
Comments(0)情報保障朗読講座

2012年06月11日

れ・ぽるた

先月22日にオープンしたという国道19号線沿いの「れ・ぽるた」

日曜日のお昼に上息子と行ってみた。



息子はキーマカレー。

わたしは牛肉の赤ワイン煮。

メニューは数種類、多くはない。

料理にはミニサラダがついてくる。



店内も厨房も、出来立てのぴかぴか。新しいなぁという印象。

おいしかったけど、店員さんがまるでオープン初日?と思うほどぎこちなくて慣れてなくて

緊張してるのががっつり伝わってきて、ちょっと心配になった。

食べログの口コミでも、スタッフの対応に突っ込みが入ってたなぁ。

わたしもケーキとセットのはずの紅茶を忘れられて、ケーキだけ食べ終わってもまだ来なくて(笑)

店内がそろそろ混み合ってきて忙しそうだったんで

まぁいいや、、もう帰ろうかと腰を上げかけた時に

遅くなって、と運んできてくれた。

は、いいんだけれど、カップが持ち手までちんちんに熱くなってて持てない;

いや、ここまであっためてくれなくても。

おしぼりで持ち手を二重に包んで持ってみたけど、今度は唇をつけられない、あちち;

(^-^; ごめんね、せっかく淹れてくれたけど、断念。

人はよさそうな子ばかりなんだけど、目配りと気配りとが不可欠のフロア仕事。

動ける子なら一人でも切り盛りできそうな席数に3人で動いてあたふたでは、ちょっと先々難しいかも。

がんばれぇ。コーラにガムシロップとミルクはいらないぞ~。

目がテンになってた上息子でありました。

まてよ?ある意味、これだけ「天然ちゃん」がそろっているのも貴重かも。

これはこれで、いい味として、かわいがられていくといいな。

なんか、新鮮でした。

味はいいです。プリンなんかはとってもおいしかった。

なので早く客あしらいに慣れて、自然な笑顔で接客ができますように。

応援してます。


Posted by のんたんat 23:40
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2012年06月10日

こてこてと

今日はよく、こてこてと動いた。

こてこてと、と書いて「あれこれ方言?」と思った。

標準語だと、こまごまと、に近いのかな。

2階のベランダの手すりに、フェイクグリーンを這わせ結束体で固定。

本物の緑だとこの辺は日によって山からの風が強くてベランダに鉢物が置けないので。

ベランダのガラス越しの見栄えが殺風景だったのが少し和らいだ。

洗面所のチェストが安物買いだったので安定が悪いのが気になっていた。

寝室のクローゼットのチェストがしっかりものだったので中身を整理しがてら置き換えた。

クローゼットの中の夫の衣類、どれか彼の匂いの残っているものはないか

抱きながら鼻を押し当ててみる。

当たり前だけどみんな洗濯やクリーニングしてあるものばかりでそれらしい香りに行き会えず。

それでもかすかに、着古したワイシャツに名残を見つけ、しばし、顔をうずめる。

それから、あちこちに置いた小箱に「とりあえず保管」ものがたまっていたので、

いっこずつ片付けた。

夫が愛用していたヘッドオイルや化粧品、シャンプーなど。

時間が止まったままのものを片付けた。

使い捨ての剃刀も含め買い置きがたくさんあったけど、みんな中身を出して処分した。

父の残した医師処方のうがい薬も、夫用の座薬や痛み止めも、みんなたくさんあまったまましまってあった。

全部捨てた。

もう、お薬必要ないもんね、きっと元気に天国で暮らしてるもんね。

御夕飯におうどんをこさえてお供えした。

麺ものが長い間作れなかった。

最後の入院前は来る日も来る日も、おかずは何もたべられなくて

軟らかく煮たうどんやにゅうめんしか食べられなくてそればっかり作っていたせいか

お葬式の後から、麺ものに気が向かなかった。

夫はおうどんが好きだったから、お供えの熱々うどんの香りに

「やっとでた。待ってたぁ」って言ってるかもしれない。

ごめんねぇ。

ゆっくり、鐘を鳴らした。

近くのお友達にもらったお線香が、ほんとにいい香りで。

ありがたいなぁと改めて思った。

今日も一日、ありがとう。




Posted by のんたんat 20:26
Comments(0)日記

2012年06月09日

休日のスーパーはだめ

失敗した。

例によってまた息子がコンタクトを忘れたというので職場に届けに行った帰り、

ついでに大型スーパーに立ち寄った。

雨の土曜日の午後。家族連れで、ごった返し。

なんつーか。

それぞれの家族の光景ひとつひとつ、涙腺を刺激して、だめだ~、きつかったぁ~。

普通の日は、お母さんが一人とか、子供を連れているくらいでいつもの光景なんだけど

土日は、パパママじゃん?

じじばばじゃん?

ペアのなにげない様子が、ぜんぶ、、、、ぜんぶ、自分の過去と、またはあるはずだった未来と重なってしまう。

買い物袋を分け合ってもつ老夫婦、今夜の食材を相談し合う赤ちゃん抱いたパパとちらしに丸した買い物メモみるママ、、

入口の椅子で待ちくたびれたおとうさんに戦果をかかえて意気揚々と寄っていくおかあさん、

親にからまるように歩く子供たち。山になったカートの中身。


嗚咽にならない様に口角を上げて口に力を入れて買い物を済ませて車に戻り、しばし息を整え。

買い物は、平日。

いましばらくは、そのパターンを守ろうと思った。






Posted by のんたんat 19:46
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