2011年12月31日

それぞれのお墓参りとお年越し

無事検査終了で帰宅。

食欲が落ちていたのは胃炎が起きていたらしい。

今回は潰瘍まではいっていないとのこと。

重苦しいのは気の持ちようもあるのだろう。

もう治っている十二指腸潰瘍の痕跡がちらり。

肺の影は昔患いの後らしい。大病をした覚えはないけれど知らない間に肺炎でもしていたのかな。

医者にかかった覚えはないのでいずれも自然治癒らしいから、自己免疫力を授けてくれたご先祖様に感謝。


悪玉コレステロールが少ないのはいいけれど善玉コレステロールまで極端に少なくて

骨密度が正常値ラインすれすれで。

体脂肪はセーフだったけど肝臓の脂肪がやや高め。

運動不足の解消に努めよとのことだった。

腫瘍マーカーとCT検査の結果は後日出るとのこと。

とりあえず、このまま入院を、とならなかったことに感謝。

大丈夫。わたしは生きていける。

夫が何度も経験した内視鏡は、こんな思いをして頑張ったんだなぁと思いつつ受けた。

今日はおおみそか。婚家のお墓と実家のお墓を掃除して回る。

お花を供えて、お線香を。

お天気に恵まれた絶好のお参り日和。

実家のお墓では父の好きだった日本酒「真澄」を供え南無南無。

嫁家のお墓には、やっぱりおじいちゃんが好きだったワンカップを。

多く飲む人ではなかったが、晩酌の1杯のコップ酒を美味しそうに飲む人だった。

実直で素朴、正直で頑固、仕事にはときに短気もでたが、

自身のことには辛抱強く愚痴でのない、家族には優しいやさしい人だった。

夫もそういうところはよく似ていた。

夫はまだお墓にいないが、おじいちゃんに「お見守りください。」と手を合わせる。

帰宅して夫の位牌に報告。

名古屋へバンドのPVを撮りにいっていた下息子が帰宅。

息子たちに電球を替えてもらう。

さて。息子たちも無事そろった。

お年越しだ。



Posted by のんたんat 16:54
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2011年12月28日

医療保険証ゲット

保険証を手に入れたのでちょっくら病院にお泊りしてきます。

おおみそかは家で過ごせますように。

今年はおせちなし、お飾りなしなので思い切って年末にお願いしました。

さすがにこの時期には、検査予約も空きがありました。

大掃除はこの際元気が出てからにさせてもらっちゃう。(^m^)

子供たちが大人になっててよかったなぁと思います。

Posted by のんたんat 16:27
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2011年12月27日

あらみたまの日々

このところ毎晩どなたかが来訪してくださる。

お焼香をしていってくださる方や玄関先であがらず、お手紙や差し入れをおいていってくださったり。

私の元気をあげる、と手を握りに来て下さった方も。

新聞のお悔やみに載せなかったので後で伝え聞いた知人の方々。

お友達のありがたさを実感する。

お電話で来年度の講座依頼も入り始める。

予算立ての季節か。ああ、もうそんな時期なのだ。

来年。が始まるのだ。

時間は過ぎていくのだなぁ。。

「母、キープだね。」と唐突に息子が言うので「ん?」と問うと

「あちこちやせたじゃん、その腹、そのあごでキープ(笑)」とからかう。

あはは。そうだね。体重は落ちたけど筋肉も落ちてるから残りの脂肪を筋肉にシフトしなきゃね。

子の明るさをもらい、笑う。

チャップリンの「スマイル」が空耳で聴こえてる気がした。

笑って。心が痛くても。

笑って。くじけそうでも。

笑って.涙がこぼれそうでも。

笑って。そんなときだからこそ。

笑って。心の底から。

人生はとても素敵。

だって笑顔があるから。


こんなときこそ クラウンハート、だね。




Posted by のんたんat 19:20
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2011年12月26日

動けや動け

どんよりしてても仕方がないので御用納めになっちゃうまえに、手続きできるだけすませようと気合い立ち。

まずは息子の学費の振り込み変更手続きを銀行でして学校へ提出するようにと、帰宅する息子にもたせ。

それから医療保険証が暮れに使えないと不安だし、取得のためにぎりぎり間に合うか?見たいな動き出しを。

先週必要書類と言われた所得証明出したら昨年度のものだから当然事務勤めしてたときの年収が記載されているわけで。

今日になって、それだと、今度は今現在に勤務継続がありやなしや、重複加入にならないか証明が問われるというので、旧勤め先に退職証明をお願いし。

退職証明と言っても期間アルバイトだったので本部に記録がないということで急いで手元にあった記録から雇用期間根拠書類を作ってメール。

確認をいただいて作っていただけることに。 ほっ。

それから、遺族年金はいりますよね?支給決定書かまだなら概算書必要ですともいわれたので、元職場へ電話。

こちらではもう書類を回しちゃったのでわからないというので東京の共済事務所に問い合わせ。

2週間前に申請書は夫の元職場へは提出してあるもののそこから本社へいって共済本部に行くはずの書類がどっかで止まってて

「書類きてないので、なんとも。」とのこと。

保険証ないと困るんですよぉとお願いすると

郵便依頼に限り、試算書なら出せそうというので取り急ぎ申請書を作り。

本局行って速達でだして、お金下ろして、

夫の逝去でどかーんとまとめて来ちゃった市民税県民税固定資産税を市役所で支払い。

帰りに元職場に菓子折り持って証明書をいただきに行き。

て、待ってぇ?速達往復、最速でも、ぎりぎり間に合うかぁ?う~~ん。。ま、やってみるしかないかぁ。

と、夫の手続きしてて思い出し。

ああ、父の年金も止まってはいるけれど手続きはどうだっけ?と確認。

あら、やっぱり漏れてた。支給は死亡届けで勝手に止まるけど、失効手続きは別途家族から必要なんだそう。

すみません;と手続き書類を送ってもらう。

あと、位牌の振り込みがまだだ;

携帯も止めなきゃ。混んでるんだろうなぁこの時期のショップ。

あと・・・あ~、まだまだあるじゃん~ (ToT)

ひたってちゃ、ダメじゃんかぁ。

動けや、わたし。




Posted by のんたんat 17:49
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2011年12月25日

苦しいねぇ

少し治まったかな、と思うと

また大きな波がやってくる。

あらがわなきゃしのげるんだと向き合ってみても

やっぱきつい。

身の置き所が、気持ちのもっていきようがわかんない。

お天気のせいにする。

季節のせいにする。

だめだ。

なんにも悪くない。季節もお天気も。

悲しいことは誰にでもある。

みんなしのいで生きているのに。

こんなに弱かったかなぁわたし。


Posted by のんたんat 15:20
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2011年12月25日

ぬくぬくアイテム



寒さに負けてちょっとぜいたくをした。

ダウンの室内履きロングをネットで購入。

ひざまであるので、おもいのほか暖かく。

寒くないってなんて幸せなんだろう。

朗読先輩、杏花さんが前に送ってくださった卵黄にんにくを飲み始めた。

芯から冷えをケアしてくれるような気がする。

ありがたや。

折に触れさりげないお気持ちのかけ方をしてくださった。そんな大人に私もなりたい。

どさーんっと大きな段ボールが届いた。

8484さんがお手製の小松菜と大根を送ってくださったのだ。

泥つき、無農薬、ありがたいなぁ。

小松菜はやわらかいので切り漬けにさせてもらう。

大根は新聞にくるんでゆっくり1本ずつお料理に使わせていただこう。

朝は少し日が出たもののまた雪がつらつく曇天となり。

風が窓を鳴らしている。

今夜は遅くに息子たちが帰宅する予定。

お鍋にするかなぁ。。

気持ちを少し取り戻し、朝日村講座のアフターフォロー作業に入った。

サクサク、とはいかないけれど、大事に言葉を紡いで書いていこう。



Posted by のんたんat 13:42
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2011年12月24日

あらみたま法要とクリスマスイブ

今日はお寺様のあらみたま法要。

仏膳を整えてお待ちする。午前中にお経をあげに来てくださった。

今年も多くの「あらみたま」の檀家がある。この3連休にまわられるのだそうだ。

15分ほどのお経でお帰りになった。

置いていってくださった経典を読んでみる。

書きしるされていることは聖書と似ている。

信仰はそれぞれの派があるけれど、根源はきっと繋がっているのだろうなぁ。。。

さて。

世はクリスマスイブ。青春坊やたちはそれぞれの大切なイブを過ごす。

明日まで独りだ。

どう過ごそうか。

でかけるのも人に会うのも気も向かず。

しなきゃいけないことはまだまだあるけれど、それも「ごしたくて」気が向かず。

夫が愛用していたリクライニングチェアに身を預け、静かに時を過ごしていよう。

紅茶にはブランディーを落とそうか。。。

今日のCDプレイヤーにはこれをセットし流している。




Posted by のんたんat 14:05
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2011年12月23日

おばあちゃんのいろいろ

おばあちゃんのこの頃。

あごがやせてきて入れ歯が合わなくなったので新しいものを作らなければならないとのことだが

この寒さに連れ出すのは体力を消耗させてしまうし、

12月頭に転んだあと歩くのが大変になり現在は車いすでの介助をお願いしているので

訪問診療をしてくれている施設契約の歯医者さんに治療医を変更することにした。

それから座っている時間が多く歩行リハビリがもう少し進まないと褥瘡(床ずれ)が心配なのでとのこと。

予防に車いすにエアクッションをつけていただくことに。

2万弱くらいのものでいいものがあると看護師さんの話。お取り寄せをお願いする。

それからおトイレの失敗が増えてきたので下着にあてものを使いたいのだが、と施設の方がご相談してくださった。

家の買い置きを持ち込もうかと思ったが、施設で準備品があるのでそちらの買い取りでとのこと、お願いした。

食欲はしっかりあるし、よく眠れている様子、それがなによりありがたい。

欲を言えば、筋力維持のためにも少し動く気になってくれればとも思うが、

家にいた時にも運動が好きな方ではなくあの手この手でやっとだったんだから

施設にいるからと言って高望みはしちゃいけないね。

ほんとに、よくケアをしてくださる。ありがたい。


なにより、全館床暖房の高い天井の施設の心地よさはお年寄りにはほんとによい環境だなぁ。

冬の居室から廊下への温度差は体にこたえる。それがまったくないのはすばらしいストレスフリー。

ぜんぜん風邪ひかないもんねぇ。。ご飯のたびにうがいと手洗いをしてから、と徹底してくれている。

ずっと、おだやかに、丈夫でいてほしい。



Posted by のんたんat 20:49
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2011年12月22日

クリスマスイブのイブ



午前中、お位牌が出来上がって届いた。

午後、昨年の受講生さんがお手製の切り絵を額に入れて持ってきてくださった。

先日夫の訃報を聞き、そっとポストにお悔やみを入れていってくださった方。

復帰をお待ちしていますからね、と力づけてくださった。

今回は美しい早春の風景をせめておなぐさめにと作製してきてくださった。ありがたく飾らせていただく。

夕方、ゆうわちゃんがかわいらしいケーキをもってきてくれた。

息子は忘年会で昨夜に続き遅い夜。

亡き夫と二人きりのゆうげ。

新しい漆の位牌は美しい。いただいた切り絵の雪の残る山と野に顔を出したつくしの風景が美しい。

夫の分、私の分、一緒に美味しくケーキをいただいた。

ろうそくのあかりは、今夜はクリスマスの明かりだ。

メリークリスマス・・・。

すべてのひとに 幸あれ。


Posted by のんたんat 22:58
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2011年12月21日

外界で生きる息子たち

わたしは仕事もやめて家にこもっているので外界との接触がなく、ある意味あの日から時間がとまっている。

でも息子たちは、葬儀の翌々日から、仕事に学業に、日常生活にいやおうなく戻っていった。

下息子が昨夜帰宅して、夕飯を食べながら話していった。

「学校やバイト先に戻ると、今までと同じように当たり前の日常があって、自分とのギャップに躊躇した。」と。

恋バナ、単位のはなし、クリスマスのどんちゃん計画、まわりは俺に関係なくいつも通り動いている、

そこになんかガラスの壁があって音や風景が遠いんだ。しーんと冷めてる自分がいてさ。

もちろん、普通にしてるんだけど、、、なれるのに少し時間が必要だった。


・・・。

そっかぁ。。

わたしは、「浸って」いられるけど、あなたたちは外界に身を置いていてそこで順応が必要だったんだねぇ。

がんばったね。

上息子は、何も言わず、淡々と出勤を続けているけれど、きっと内心では同じような想いを経験したんだろうなぁ。。

彼らは、もう、わたしより、大人なのかもしれない。



Posted by のんたんat 22:35
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2011年12月21日

すごろくな日々

夫の手続き。

ようやっと書類が整って手続きにと思ったら

「おしい。本籍移動が16歳未満の時だったらこれでOKなんですが、半年過ぎちゃってから移動していますので、

16歳までの本籍地で出生からの謄本をお取りになってきてください。」と残念がられた。

振り出しに戻る。

・・・義父の出生地、大岡村まで行くのか?;

と一瞬たじろいだが。


が、今はありがたい制度になっており。

免許証のコピーと代金を添えて申請すれば郵送取り寄せができるそうな。

よかったぁ。申請書をダウンロードし書類を整えて現金書留をつくる。

配偶者手続きは比較的スムーズだが、父の手続きでは、子であったのでどの金融機関でも

都合3度の受付来訪が必要だった。とくに郵便局は書類を出すたび、次の手続きは郵送できてそれをまた持参し、と

かなりめんどくさい。

進んでは戻り、また進む、すごろく生活が続く。

それでも、昨日は合間に車の名義変更もやっとこすませ、あとなんだっけ、と作った一覧表チェックを確認する。

最初に作った一覧表の余白は後から加筆した手続きで隅まで満載となったが、ようやく7割方がクリアの見込み。

う~~~・・・。気力が。

寒い。あっためてもあっためても、寒い。

なんだろね、まったく。

弔電の礼状がまだだった。早く書かなきゃ。お気持ちを届けてくださった方々に申し訳ないなぁ。。







Posted by のんたんat 14:03
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2011年12月20日

男女の妙

テレビで歳の差カップル婚がブーム?という芸能人ネタをやっていた。

そういえば実兄も年の差婚。

お嫁さんが若いので義理のお母さんは兄より年下だ。

新婚なこともあり、これがあの兄か?え?ほんとに君なのか?とたまに突っ込み入れたくなるかわいがりぶり。

ぶっそなさ極まりなかった彼の変貌に、男女の妙を想う。

年齢をさておき、相性ってやっぱりあるのだろうなぁ。

自分も結婚してみて、自分の変貌に我ながらびっくりしながらの半生だった。

卒業文集の遊びアンケートでは結婚しないだろうランキング上位だった私。

じぶんもそうだろうなぁと思っていた、孤高のつっぱり少女。がりがりの体にとっぽい(古語w)いでたち。

誰かと暮らすなんて長続きするわけもなく、シングルライフかバツ1、もしかして×2人生で

ケセラセラとのたれ死ぬだろうなぁと漠然と考えていた。

それが、堅実な人と所帯を持ち、子をなし、介護に明け暮れ、ぶくぶくと肥り(笑)

かあちゃん、と呼ばれる呼称が似合うおばちゃんになった。

あの真面目な夫が、なんで私だったのか、今でも七不思議のひとつだ。


縁というものは、誰が決めるのだろう。

この人にしな、誰がささやいてくれたのだろう。

ありがとう、その人。

おおむね、正解でした。







Posted by のんたんat 08:52
Comments(4)思う

2011年12月19日

低体温?

今日は松本での手続きにいく「ずく」がでなくて予定変更。

手近でできる手続きをいくつか。

市役所で必要書類をとって各銀行手続きに回って。

後は自宅で、夫が引き落としをしていた保険やカード会社への連絡、

自分宛てにいただいたお手紙の返信。

父宛に届いた年賀欠礼の挨拶状へのお返事。

ストーブ付けた部屋にいるのに手がかじかむ。足が氷のよう。

湯たんぽをあちこちに回しながら体を温める。

厚着してスパッツをはいてレッグウォーマーつけているのに寒くて。

デブは体温高いっていうの、嘘だね。(^-^;

冬だなぁ。





Posted by のんたんat 19:08
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2011年12月18日

夫の職場へ

私物を片付けに夫の職場へ車で。

腰がまだ悪くていかんともしがたく、息子の休みを待って同行を頼む。

峠を越えて湖のそば、夫の職場にたどりつき。

出迎えてくださった日直勤務の職員さんに夫の執務室に連れて行っていただく。

夫の机、本棚、ロッカーから、彼の私物を取り出し段ボールに詰めていく。

窓辺の風景を、同じ景色を見ていたのだなぁと思い写真を撮らせてもらう。

膨大な資料の数々。

「きちんと整理して活用されておられましたから、大した方でした。わたしなど積んでおくだけで・・。」

と夫の仕事ぶりを称えてくださる。ありがとうございます。

それから夫が痛みをのがすために休んでいた休憩室のソファーに、しばし座らせてもらい、

「がんばってたんだねぇ・・。」と小さく独りごとを置いてきた。

荷物は、息子の車の後部座席の天井までいっぱいになるまでになった。

夫の代わりに最後の差し入れ、お菓子をたくさん買って置いてきた。

生前もよく、「すぐなくなるんだよ、食べざかりが多いから(笑)」と差し入れを持って行っていたっけ。

最初で最後の職場訪問。

ここに彼は、歩けなくなるまで仕事に通ったのだなぁ。。。

帰宅して荷ほどきを始めると、ひとつひとつがいとおしく。

なんだか、すごく時間がかかりそうな予感。

まぁ、いい。冬は長い。

ロッカーにかけてあった背広のぽっけには、のどスプレーと飴の空き袋。

空き袋まで捨てられない気になるのは、ストーカーっぽいよなぁ。自嘲。

良いお天気だった。湖のほとりをぐるっと走ってもらって帰ってきた。

ありがとねぇ・・。、

今日も大事な一日をもらった。




Posted by のんたんat 18:48
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2011年12月17日

弔問が続き

土曜日なので、弔問来客。

3年前新卒で夫の部署に配属された若者。

その後1年で他の部署に。期待の新人で1年ごとの早い人事異動で動いている。

亡くなる2週間前にお見舞いの手紙を送ってくれていた子。

仏前でぽろぽろと泣き始めて、ティッシュ箱を差し出すと

帰るまで何度もティッシュを替えながら嗚咽交じりで話をしていってくれた。

夫はきっと彼の頭をなでていたのではないかと思う。

それから、埼玉から来てくださった第一生命の方。

埼玉在住時代、こども保険でお世話になった。

今回の育英資金申請を受けて、過去に担当してくれた人の分もお香典をもってかけつけてくれた。

担当を外れても、こうしてお心をかけてくださる。長いお付き合いの中でお仕事を越えたものを

くださってきた。ありがたいことだ。

どちらも遠方から来てくださった。

ひきものを型どおりお渡しするのもさみしいので、のしをつけず塩尻のワインを

用意してお渡しした。

さすがに連日の疲れが出たのか寒気がし、ひざがふるえ。

早めに夫に仏膳を整え、お下がりで早夕飯。

お薬を飲んで湯たんぽを抱き横になってみる。

と、携帯に電話。

昨夜遅く、急逝された朗読先輩の訃報。

余りの急逝に、連絡をくれたお仲間と絶句し合い。。。

やるせないなぁ。。お苦しみがなかったことが不幸中の幸いか。。

同窓のお仲間がクリスマスの集まりをしている夜。

理系男子が多い同窓会のすごさ、

USTREAMで出られない人のために中継をプライベート公開してくれているので

開いてみる。

お仲間の一人ピアニストの女性が生演奏中。

すてきな指先のアップ。うまいなぁ、撮り方。どなただろう。

と、ツェッぺリンの天国への階段が奏でられ。

なつかしい・・・。今聴きたかった曲だったので嬉しく聴き入る。


飲んだお薬でぼーっとけだるく、おかげで今夜は感情の波立ちもなく静かに過ごせている。

湯たんぽの温かさが心地よい。




Posted by のんたんat 21:39
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2011年12月16日

迎え人

あとから届いたお香典のお返しをそれぞれ梱包し、発送票を書き貼っていく。

添え書きをくださった方にはお返事を書き添える。

庶務事務をしていた時のような仕事錯覚を覚える。

手を動かしながら、夫の最期の笑みを繰り返し思い出す。

遺されたものにとっては救いとなった笑み。

だが、もしかしたらあの笑みは、迎えに来てくれた人への喜びだったのかもしれないなと思ったりする。

人は逝くとき、一番会いたかった故人が迎えに来てくれるのだそうだ。

夫の父か、兄か、いや、育ててくれた祖母であったか。。

なつかしさに顔がほころんだのかもしれない。

夫は幼いころ、祖母のうちに預けられていた。

夫の兄が幼稚園、弟が生まれたばかり、商売をやっていた両親は一番眼が離せない時期の夫まで手が回らず

祖父が亡くなったばかりでさみしいだろうという名分で、2歳の夫を祖母に預けた。

乗鞍の山の中、祖母との二人暮らしは、小学校入学直前まで続いた。

ふたつきに一度くらい、両親が山に顔を見に上ってきたという。

今度こそ迎えかと期待しては、「いい子にしてろな。」と帰ってしまう両親を見送るのは

祖母との暮らしに不満はなかったものの幼心に堪えたものだったと話してくれたことがあった。

なんていうか、物悲しいような虚脱のような、言い表せない感情だったなぁ、、と。

さりとて泣いて帰りたいとすがるようなこともなかった、聴き分けの良い子どもであったらしく

おばあちゃんは母としてその時期のことを余り苦にした風もなく。

「正月だったか、久しぶりにヒロ(夫)を連れ帰ったら、弟が『もう帰れ』というそぶりで

ヒロを押しこくって邪魔にした。物ごころつく前に離れたので兄弟という意識がなかったんだろう。

これはもう戻した方がいいかなとそんとき思ったんで、小学校入学からこっちに連れ帰ったんだ。」と

わたしへの昔話のおりに、話していた。

夫の幼いころの思い出話は、山で祖母と暮らした野生児時代のものが多く、囲炉裏端で過ごす日々、

床の隅にころがした味噌玉を拾っては削って作ったみそ汁の味

雪山の木々の間をぬって木そりで疾走して谷へ落ちかけ、枝にひっかかったところを

きこりに助け出されたはなしなど、民話の世界のようだった。

「山のばば」と祖母のことを夫は呼んでいた。

迎え人は、その「ばば」であっただろうか。。。

母親から離された子は、人一倍その親に執着をするという。

3兄弟の中でも一番孝行だった夫。

彼の想いは報われてきたのだろうか。。。

おばあちゃんに響いてくれているといいな。。

わがままをいわない、ききわけのよいこは、後回しにされやすい。

だがひとたび、事が起こると、まずあの子に頼もうと便利意識が働く。

親への孝は、ときに自分の作った家族への負担や犠牲の上に動くこともあり

ひそかに泣く日々もあった。

一部始終をそばで見てきた下息子は

「母、俺は、悪いけど自分がつくった家族を最優先にする夫になると思う。」と思春期に宣言した。

そうしなさい、と称えた。

それでも夫婦でやってこれたのは、夫の誠実と、人柄が上回って有難かったからだ。

闘病の日々の中で「ばあさんのことだけは、ほんとうに、すまなかったなぁ、、。」としみじみ嘆くので

「その何倍も幸せもらってきたから、おつりがきてるよ。」と、あとはお互いの褒めあいっこをして

「またまたぁ。」「うまいねぇ。」と笑いあった。

夫は、子どもに戻って、父や祖母に、生前に尽くしてきた孝行を、「見てたよ」「えらかったねぇ」と

「褒めて」もらって抱かれて、笑んで、逝ったのだ、きっと。

出来上がり、山となった香典返しの梱包を玄関に運び、集荷を待つ。

「雪が舞ってきたよ、さむいねぇ。」と宅配集荷のおじさんが飛び込んできた。

ねぎらうと「こちとら、正月も暮れもないで、今からがピークせ。」と手早く発送処理をしながら世間話。

「うちの人も同じよぉ、盆暮れ関係なく仕事でさぁ。。」と言いそうになって

ああ、、もう、違った。。と気がついてうなずきだけ返す。

ふぅ。

今日も、またひとつ、お仕事終わった。

まだまだ、あるんだよぉ、お父さん。  褒めて?。(笑)





Posted by のんたんat 17:37
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2011年12月15日

朝日村図書館朗読体験講座3



最終回は、人前での朗読を踏まえ、、まず声の届き方を意識するための声ベクトルワークを。


その後、各人朗読姿を録画していただいた後に家人の体調悪化の報があり、

考察は後日にとお願いして退室。

考察については、そのDVDをご送付いただき、質問アンケートの回答集とともに

後日送らせていただくことに。

講座途中退室で、受講生の皆さまには申し訳ない形となってしまいましたが、

皆さまのご理解をいただき、送り出していただき感謝。

おかげさまで夫の看とりをすることができました。

事務局の方には後日あたたかいメールもいただき、

講座というのは、お渡ししながら、実は「いただいている」のだという

いつもながらの感慨をより深く実感させていただきました。

今回は、心身の立ち直りに、お時間をいただいてしまいますが

心をこめてアドバイス集を作らせていただきたいと思います。

講座に出向くたび、病床から

「時間は大丈夫か?あわてない時間に出ろよ。」

「ご迷惑がかからないよう、いつもどおりに務めてきなさいね。」と

自身が仕事人だっただけに最後まで、責任感を共有してくれた気遣い優しい人でした。

この日も時間ぎりぎりまで病室にとどまる私にそういって握る手をはずしてぽんぽんと促し、送り出してくれました。

そして今年最後の講座日に、在室が必要な部分が終わるのを見守ってくれてからのごとくの急変でした。

そして、まるで、「よかったよかった、間に合って。お疲れさん。」といつものようにねぎらってくれているよな

微笑み顔を最後のプレゼントにしてくれました。

共にあれた日々に、おおいなるもののお導きに

手を合わせています。




Posted by のんたんat 10:32
Comments(2)適性発見朗読講座

2011年12月13日

通らなければならない道

転院前の松本市の総合病院へ入院給付金請求のための診断書をもらいにいく。

一緒に松本市内での手続きをすますつもりで朝から出かける。

市役所で亡き夫の謄本をとり、放置していた亡き父の各銀行口座の手続きに回る。

順路として最後に回した総合病院へ行くと、偶然元主治医に廊下で「Iさん?」と声をかけられる。

夫の逝去とお世話になった御礼を伝える。

「外来のたびいつも、きつい話しかできなかったですね、、希望のあるおはなしができず、申し訳なかった。

お悔やみ申し上げます。」と言ってくださる。

寄り添ってくださった日々に改めて頭を下げた。

ここを松本方面の順路の最後にしたのは、やっぱり足を向けたくない思いがあったから。

いつも、受診の順番が来るまで休ませてもらっていた処置室が、受付の隣に見える。

あの入口に、夫の車いすを置いて中で夫は横になっていた。

今日も誰かの車いすが同じようにたたんで入口にある。

この廊下を進むと夫の居た病棟に続く。何度ここを急いだだろう。。

平静を装っても、顔が歪んでしまうのを感じる。


塩尻に戻って、最期を看取ってくださった病院へ支払いに。

看護婦詰め所により、御礼とともに菓子折をお届する。

看とりにいてくださった看護師さんたちが夜勤との引き継ぎの最中で揃っていた。

「ご立派な最期だったねぇご主人は。最期まで嘆かれなかった。」もう一度一緒に泣いてくださって。

「忘れようとしなくていいよ、一生忘れられないからあの瞬間はね。わたしの時もそうだったから。」

婦長さんの言葉。数年前ご主人をやはりガンで見送っているとのこと。

ここ数日の私のフラッシュバックを見通したようなお言葉に、胸が詰まる。そして救われる。

目の前に夫が寝ていた病室のドアがある。

駆け込んだ廊下がある。

熱いお湯で何度もタオルを洗った給湯室がある。

アノドアヲアケタラ アノヒトガ 「キタカ、サムカッタカ」とコエヲカケテクレルキガシテ アシガ トマル。

来なければならない場所、病院ふたつ。

ためらいに先延ばしの日々、気力を振り絞って、今日を選んだ。

今日ね、あたし、がんばったよ、お父さん。




Posted by のんたんat 21:01
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2011年12月12日

クミコ love

シャンソン歌手クミコ。

彼女の歌が好き。

生き方が好き。

作品を朗読会で使わせていただいたご縁でネットお友達になれた作家田川未明さんが

クミコさんの「クミコの"U-strip」というネット配信のライブ放送にご招待を送ってくれた。

正午から1時間の配信。しみじみ、聴き入る。

午前中は、職場の事務の方々が夫の退職に関わるお手続きに来訪。

作る書類があれこれある。

県外の支店から職場あてに届いたお香典も持参してくださった。

夫が今までのそれぞれの赴任地でともにお仕事をさせていただいた方々。

かわいらしい女性の文字、お名前のものも多く。

女性ならではの気遣いか、袋に小さく添え書きを入れてくださってある。

エピソードをありがとう。。。袋ひとつひとつに頭を下げる。

後でお送りするものを選んでこよう。

お手紙を書く日が続く。遺骨と写真を前に小さなテーブルを居場所にして。

夫のそばで書き仕事をした、先月までの日常が戻ったようで嬉しくいる。


Posted by のんたんat 12:38
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2011年12月10日

若き人の弔問

上には煙たがられていたらしい夫だが、若い人には慕ってもらえていたらしい。

葬儀の時にも、「育てていただきました」「Iさんについた年は、ほんとにお世話になり」など

若い職員さんにたくさんお声掛けをいただき、ありがたかった。

今日は、葬儀に来れなかった東信支社の若人が自宅に弔問にきてくださった。

松本支社のとき、夫の部署についてくれた方。

明け方まで一緒に資料の山と格闘したこと、出張同行の時の笑えるエピソード、

執務室で倒れ込むようにそれぞれのソファーで仮眠をとったりコンビニ弁当に明けくれたりの日々。

区切りがつくと必ず 「おい、うまいもん食いにいこうぜ」 が口癖の夫であったとのこと。

どんだけ、飯を食わせてもらってきたかわかりません。

あれだけ会社でご一緒してたってことは、そのぶんご家族との時間を奪ってきてしまった気がします。すみません;

と、かわいらしい謝罪をしてくださる。

思い出は尽きなく、2時間余りも泣き笑いしながらおしゃべりをしていってくれた。

そのなかで 「Iさんに一度だけ、バカ野郎、と叱られたことがあります。」 と神妙な顔で。

異動が決まって自分がプレッシャーでうろたえていた時

「自信を持て!これだけのことをしてきた自分を何で信じないんだ!。」とめずらしく声を荒げて叱咤をもらったと。

今の自分の芯になっています、と話してくださった。

この人は、私の知らない夫を伝えに来てくれたのだなぁと、しみじみ嬉しく。

先ごろ所帯を持ったそうで、年が明けたら

嫁を連れてごあいさつに来たいなと思っていたのに、と声を詰まらせてくださった。

見送って、夕方の初七日法要用に部屋を整え、

彼が持参してくれたかわいらしい花束をにぎやかな仏花とは別の小瓶に差し、夫に供えた。

写真に「聞いてた?嬉しいね。」と話しかけた。

その2時間後、お寺様のご来訪で法要読経。

あらみたまと49日法要のご説明を受けお見送り。

暗くなる頃に、暖かい友人からのお香典が書留で届き、

また、旧知の知人から

実は自分の夫も今闘病の中にいて、と辛いお胸の内を打ち明けてくださる長いお手紙も届き。

「気持ち」をいただき、渡し、いただき、渡し、の日々となる。

これもまた、夫のくれた時間。

大切に、大切にしていかなければ、ね。。



Posted by のんたんat 23:45
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