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脱線事故 レールや車両中心に原因究明7月13日 18時49分
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フランスのパリ郊外の駅で列車が脱線し、少なくとも6人が死亡した事故の原因について、フランスの運輸相は13日、運転手の対応に問題はなかったとの見方を示し、今後、レールや車両などを中心に原因究明を進める考えを明らかにしました。
パリの南、およそ25キロにあるフランス国鉄の駅で、12日発生した脱線事故では、少なくとも6人が死亡、30人がけがをし、このうち8人が重体だということです。
現場では警察や消防が夜を徹して脱線した車両の捜索を行い、内部に取り残された人がいないか調べてきましたが、事故から一夜が明けて、運輸省や国鉄などによる本格的な原因の究明が始まりました。
事故原因について、フランスのキュビエ運輸相は13日、地元のラジオ局のインタビューに対し、「脱線した列車の運転手は、事故直後にほかの列車との衝突を防ぐために適切な対応をとっている。人的なミスが事故の原因とは考えられない」と述べました。
そのうえでキュビエ運輸相は今後、列車の車両やレールなどを中心に原因究明を進める考えを示しました。
これまでの捜査で列車は事故当時時速およそ140キロで走行していたことが分かっていますが、これは現場付近での制限速度の範囲内だったということです。
フランス国鉄は、脱線事故があった路線を13日も全面的に運休し、原因究明や復旧作業を進めることにしています。
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