パリ脱線 手前のポイントで部品外れる7月13日 20時27分
フランスのパリ郊外の駅で列車が脱線して少なくとも6人が死亡した事故の原因について、フランスの国鉄は駅の手前およそ200メートルの地点にある線路を切り替えるポイントでレールをつなぐ部品が外れていたと明らかにし、事故との関連を調べています。
パリの南、およそ25キロにある国鉄の駅で、12日に発生した脱線事故では、少なくとも6人が死亡、30人がけがをし、このうち8人が重体だということです。
現場では警察や消防が夜を徹して脱線した車両の捜索を行い、内部に取り残された人がいないか調べてきましたが、事故から一夜が明けた13日、運輸省やフランス国鉄などによる本格的な原因の究明が始まりました。
事故原因についてフランス国鉄の担当者は地元の複数のメディアに対して事故があった駅のおよそ200メートル手前にある線路を切り替えるポイントで、レールをつなぐ部品が壊れて外れていたとして、事故との関連を調べていることを明らかにしました。
また、フランス国内には同様の部品がおよそ5000か所に設置されているため、これらの部品に問題がないかどうかも点検を開始したとしています。
これまでの捜査で列車は事故当時時速およそ140キロで走行していたことが分かっていますが、これは現場付近での制限速度の範囲内だったということです。
フランス国鉄は脱線事故があった路線を13日も全面的に運休し、原因究明や復旧作業を進めることにしています。
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