では、拙著でも名前をあげさせて頂いた元モデルの岡沢高宏君についてだが、彼は2008年に西新宿の路上で撲殺された金村剛弘君の無二の親友だった。にも関わらず、金村君が撲殺された後に、ご両親から預かっていた200万円を使い込んだことで関東連合のメンバーから怒りを買っていて現在も解決していない。使い込んだ理由としては、関東連合関係者や、関東連合とも親しい関係にあるファッションや音楽関係の方々からの借金の返済や生活費に充てたと言われている。
金村君の報復を誓うメンバー、本心では復讐心などないが仲間に同調せざるえないメンバー、これ以上事件に巻き込まれたくないメンバー、関東連合のメンバーの思惑はそれぞれ異なっただろうが、共通して言えるのは金村君の死に負い目を感じていたことだ。
その最中に金村君の一番の親友の岡沢君がしたことは、金村君とその遺族の方々への裏切りだけではなく、負い目を感じるメンバーにさらに憎しみの反動を与えた。
もちろん、岡沢君の裏切り行為が、今回の六本木クラブ襲撃事件の人違い殺人を巻き起こした直接の原因とまでは言わない。
しかし、金村君の本当の友であり、その死に報いるのであれば、金村君のような悲劇を二度と起こさないために、関東連合のメンバーにお願いしてでも抗争ではなく、未解決事件の解決のための活動をするべきだったと思う。それが今回の六本木の事件を未然に防ぐための方法のひとつではなかったのか?と悔やまれてならない。
「金村の事件を風化させないためにマスコミを使って情報を発信する」
そんな話をしていたこともあったが、なぜ実際の行動を起こさないのだろうか?
それに関しては岡沢君に限らず、金村君と親しくしていた同級生の人たちの中でも、関東連合とも親しくしていた人たち全般に言えることだ。
つづきは16日11:00までに編集して公開します。
金村君の事件を未解決のまま風化させないためにもまずは一読お願いします。