中国、核燃料工場建設に反対デモ 広東省、汚染を懸念
【江門共同】中国広東省江門市で12日、同市に計画されている核燃料工場の建設に反対するデモが行われ、千人以上が「核汚染に反対」などと叫びながら大通りを行進、計画撤回を訴えた。
中国では化学工場建設などへの抗議行動が続発しているが、核燃料施設建設をめぐるデモは珍しい。
デモは午前中から断続的に行われ、参加者らによると、午後も約千人が市政府庁舎前で「核施設の建設反対」などと書かれたプラカードを持って抗議した。
中国紙によると、同施設はウラン濃縮などを行い、広東省などにある原子力発電所に供給するための核燃料を生産、2017年の操業を目指しているという。