核燃料工場計画を中止、中国 江門市、市民が反発
【広州共同】新華社電(電子版)によると、中国広東省江門市共産党委員会などは13日、同市で計画されていた核燃料工場建設を中止すると明らかにした。同市では12日、計画撤回を求める大規模なデモがあった。
中国紙によると、この施設は江門市鶴山に建設予定で、総事業費約370億元(約5980億円)。ウラン濃縮などを行い、広東省などにある原発に供給する核燃料を生産、2017年の操業を目指していた。
鶴山の当局は今月初め、計画の詳細を公表したが、市民らは十分な説明がないまま建設が決まったと反発。14日にもデモが計画されるなど、反対の動きが広がっていた。