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国内の全原発 新基準で審査を7月9日 14時20分
甘利経済再生担当大臣は閣議のあとの記者会見で、原発の新たな規制基準が8日、施行されたことに関連し、新潟県の反発で審査の申請の見通しがたっていない柏崎刈羽原子力発電所を含めて、国内のすべての原発が新基準に基づく審査を受けることが望ましいという考えを示しました。
おととしの原発事故を教訓に、重大な事故への対策を初めて義務づける新たな規制基準が8日、施行され、東京電力は新潟県の柏崎刈羽原子力発電所について審査の申請を目指していますが、新潟県が反発しており申請の見通しはたっていません。
これに関連して、甘利経済再生担当大臣は「国の原子力安全委員会は、再稼働の判断をするのではなく、あくまでも安全かどうかの判断をするところだ。国際基準にのっとった方法で審査してもらうことが大事で、一刻も早く国内のすべての原発が安全かどうかのチェックを受けたほうがいい」と述べました。
そのうえで、甘利大臣は「安全かどうかグレーゾーンのままずっと置いておくのは地域住民にとってよくない。安全であるかどうかを判断させないというのは、誤解に基づく先入観ではないか」と述べ、国内のすべての原発が新基準に基づく審査を受けることが望ましいという考えを示しました。
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