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原発安全審査 16日から同時並行で
7月9日 22時11分

原子力発電所の新たな基準が8日に施行され、安全審査の申請が行われた原発について、国の原子力規制委員会は、今月16日から審査を始め、複数の原発を同時並行で審査していくことになりました。

原発の新たな規制基準が8日に施行されたのに合わせて、早期の運転再開を目指す電力会社4社は、5つの原発10基について国に安全審査を申請しました。
これを受けて規制委員会は、今月16日に初会合を開いて公開で審査を始めることになりました。
審査では、福井県の大飯原発3・4号機と、愛媛県の伊方原発3号機のチームと、北海道の泊原発1・2号機と、鹿児島県の川内原発1・2号機のチーム、それに泊原発3号機と、福井県の高浜原発3・4号機のチームの3つに分けて、複数の原発を同時並行で進めていくことにしています。
また、地震や津波を担当するチームも設け、9日から電力会社に話を聴き始めていて、今月16日の初会合では、申請した電力会社4社を呼んで設備の安全対策や地震や津波の評価について説明を受けるということです。
原子力規制庁の森本英香次長は、断層の問題の結論が出ていない大飯原発について、「審査は活断層かどうかの評価が出たあとだ」と述べ、直ちに審査を始めるのは難しいという見解を示しました。
また、佐賀県の玄海原発など、今後申請が予定されている原発については、「申請が出てくれば粛々と審査をする」としましたが、原発ごとの対応について、「すべての審査が一律に進むことはなく、差はつくと思う」と述べました。

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