トップページ社会ニュース一覧高浜原発1・2号機 当面運転再開できず
ニュース詳細

高浜原発1・2号機 当面運転再開できず
7月9日 7時21分

原発の新しい規制基準が施行された8日、福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について安全審査を申請した関西電力は、設置が義務づけられた重大な事故の対応拠点として、現在、停止中の1号機と2号機の建屋にある会議室を使う方針を示し、高浜原発1号機と2号機は、当面、運転が再開できない見通しになりました。

重大な事故への対策などを電力会社に義務づける新たな規制基準は8日に施行され、早期の運転再開を目指す電力会社4社が合わせて5つの原発10基について国に安全審査を申請しました。
このうち高浜原発3号機と4号機の申請を行った関西電力は、新基準で設置が義務づけられた事故対応の拠点、「緊急時対策所」について、平成27年度上半期に完成させるとし、当面は、1号機と2号機の中央制御室に近い会議室を代用する方針を示しました。
関西電力は大飯原発3号機と4号機でも同じような対応を取ることにしていて、これらの原発の1号機と2号機の運転を再開する場合には、代わりとなる別の施設を改めて確保するとしていますが、現時点で具体的な場所や時期は決まっていません。
このため高浜原発、大飯原発ともに1号機と2号機は、当面、運転が再開できない見通しになっています。

[関連ニュース]
k10015905541000.html

[関連ニュース]

  自動検索

玄海原発2基も再開へ審査申請 (7月12日 16時10分)

原発安全審査 16日から同時並行で (7月9日 22時11分)

大飯原発 月末にも断層を再調査へ (7月9日 5時2分)

このページの先頭へ