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16日から審査開始 優先順位を検討へ7月9日 7時21分
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原子力発電所の新たな規制基準が8日施行され、安全審査の申請が行われた原発について、国の原子力規制委員会は今月16日から審査を公開で始め、電力会社を呼んで安全対策を検証するとともに、審査の優先順位について検討を行うことにしています。
原発の新たな規制基準の施行に合わせて、早期の運転再開を目指す電力会社4社が、8日、5つの原発10基について国に安全審査を申請したほか、九州電力は、佐賀県にある玄海原発の2基について、今月12日に申請を行うことにしています。
原子力規制委員会は、今月16日と19日に審査を公開で行い、申請した電力会社4社を呼んで設備の安全対策や地震や津波の評価を検証するとともに、審査の優先順位について検討を行うことにしています。
玄海原発を含む6つの原発では、施設の対策が進んでいることなどから、愛媛県にある四国電力の伊方原発や、佐賀県にある九州電力の玄海原発の審査が先行するという見方があります。
原子力規制委員会は、原子力規制庁の職員を中心に80人からなる3チームを編成し、1つのチームが2つの原発を審査するなど同時並行で作業を進めることを検討しています。
また1つの原発の審査にかかる期間について、「少なくとも半年以上かかる」としていて、規制委員会が、最終的に、どの原発を優先するのか注目されています。
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・ 玄海原発2基も再開へ審査申請 (7月12日 16時10分) ・ 新基準施行で規制委の審査注目 (7月9日 6時47分) |
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