豪華な舞台観客魅了 南相馬で松竹大歌舞伎
四代目市川猿之助襲名披露の松竹大歌舞伎が１２日、南相馬市民文化会館で上演され、豪華絢爛（けんらん）の舞台が観客を楽しませた。
全国公立文化施設協会の主催。平成１６年の同会館開館以来初めての歌舞伎公演で、１１００の客席は満席となった。
歌舞伎１８番の「毛抜」の後、猿之助さんは口上で「大震災では何もできない無力感に打ちひしがれたが、（今回）皆さまの前で舞台ができる。よく生きていて下さった。（震災に立ち向かう）皆さまの姿に勇気を頂いた」と述べた。
「義経千本桜 川連法眼館（かわつらほうげんやかた）」では、猿之助さんが佐藤忠信を演じ、数々の仕掛けや早替わりなどの趣向で観客を喜ばせた。
１３日は須賀川市で公演する。
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