川内レタス首都圏へ 栽培工場の出荷本格化
福島県川内村が建設した川内高原農産物栽培工場「KiMiDoRi」で生産されたフリルレタスの出荷が今月から本格化している。
最先端の完全人工光型水耕栽培施設が4月に本格稼働し試験栽培や放射線量などの全品検査を行ってきた。種まきから約40日で収穫が可能。年間を通して室温を22度~25度に保ち、フリルレタスなど数種類を1日当たり約2000株出荷。主に首都圏方面の外食産業用として利用されている。今後、販路を広げ1日最大8000株まで拡大する予定。
社員の兼子まやさん(27)は「スタートラインに立った。新鮮で安全な川内産の野菜をもっともっと県内外に届けたい」と願う。
施設内は発光ダイオード(LED)と蛍光灯を使う栽培室があり、LEDの部屋では照明によって成長速度を調整している。
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