県内ニュース

主要

  • Check

福島で「3.11」シンポ 研究機関情報共有化を 日本学術会議

 公開シンポジウム「3・11後の科学と社会~福島から考える」は13日、福島市の福島銀行本店地下会議室で開かれた。東京電力福島第一原発事故による損害賠償の問題などをテーマに意見交換した。
 人文・社会科学系の研究者でつくる「日本学術会議第一部」が東京電力福島第一原発事故による課題を一般市民とともに問い直すため開催した。
 福島大うつくしまふくしま未来支援センターの共催、福島銀行、日本学術協力財団の後援で、約150人が来場した。
 第1部では「福島で何が問われているか」をテーマに、学術会議特任連携会員の丹波史紀福島大准教授が避難者の現状を説明した。
 「福島で何ができるか」と題して行われた第2部では、学術会議特任連携会員の小山良太福島大准教授が本県の風評被害と食品の放射性物質検査の態勢について報告した。各研究機関が持つ技術の情報を共有化するため新たな組織づくりを提言した。
 総合討論では、学術会議会員と来場者が、原発事故に対する責任や損害賠償などについて意見を交わした。
 学術会議第1部は福島第一原発事故に対する科学の在り方に議論を重ねてきた。

カテゴリー:主要

東電福島第一原発事故を問い直した公開シンポジウム
東電福島第一原発事故を問い直した公開シンポジウム

主要

>>一覧