福島の思い発信へ 復興大使に委嘱状、8月から活動
福島民報社が国内外に派遣する平成25年度「うつくしま復興大使」の委嘱・結団式は13日、郡山市の郡山ビューホテルアネックスで行われた。
復興大使は県内59市町村から選ばれた中学生以上の70人。福島民報社の高橋雅行社長が「起き上がり小法師(こぼし)のように、転んでも負けずに前を向いていこうという県民の思いを伝えてほしい」とあいさつし、一人一人に委嘱状を手渡した。県の伊東正晃直轄理事が激励と期待の言葉を述べた。
復興大使を代表し、最年少の渡辺さくらさん(12)=福島市、松陵中1年=が「福島の元気を発信したい」と決意表明した。24年度の復興大使として英国ロンドンなどを訪れた藤田浩志さん(34)=郡山市、農業=が派遣の思い出や活動の意義について講話した。
復興大使は8月上旬から分担して、本県を除く全国46都道府県を訪問する。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向けた決意、支援に対する謝意を伝える。10月には県おかあさん合唱連盟が「カーネギー日米合唱祭~福島から世界へ~」に出演するのに合わせ、復興大使の代表が米国ニューヨークを訪れる。県と連携し、さまざまな復興関連イベントにも参加する。
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