楢葉でボーリング調査開始 中間貯蔵施設整備に向け環境省
東京電力福島第一原発事故に伴う汚染土壌などを搬入する中間貯蔵施設整備に向け、環境省は12日、楢葉町内の建設候補地でボーリング調査を開始した。視察した井上信治環境副大臣は、約2カ月間の調査の後、1~2週間で結果を分析し、町や町民に対し内容を説明する考えを示した。
ボーリング調査は、5月中旬に始まった大熊町に続いて2番目。12日は、楢葉町北部に位置する波倉地区で作業を実施した。地盤の固さや土のサンプルを採取した。
視察を終えた井上氏は「町民にしっかり説明し、施設を受け入れてもらえるよう取り組みたい。施設は除染を加速するためにも必要だ」と述べた。
松本幸英町長はいわき市の町いわき出張所で報道陣の取材に応じ、「最終処分場を含め、国が詰めなければならない部分はまだまだ多い。現時点で(中間貯蔵施設の)建設に関する協議をする予定はない」と述べた。
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